赤帽エンジニアブログ

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レッドハット株式会社のエンジニアがオープンソーステクノロジーについての最新の情報を発信するブログ。LinuxからOpenStack、OpenShift、Ansibleなどの情報を発信しています。

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gpt-ossをOpenShift AIで実行する
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こんにちは、レッドハットでソリューションアーキテクトをしている石川です。米国時間の8月5日にOpenAI社がgpt-ossというオープンモデルをリリースしました。OpenAIにとってChatGPTが公開されて以降では初めてとなるオープンモデルの発表となり、大きな反響を呼んでいます。これらのモデルは自身のローカルPCや、サーバー環境にダウンロードし、実行可能であることから、これまでクラウド上で提供されるAIの利用が難しかった環境でも利用が可能です。 本ブログ記事ではgpt-ossをOpenShift AI上で実行し、その実態を確認してみたいと思います。 公開されたモデルについて モデルの詳細につ…
3日前
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Red Hatカスタマーポータル内検索の仕様が変わりました [2025-08-13更新]
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Red Hatの森若です。 2025-08-13 更新: 365日以内にサポートケースと関連づけされたものも表示対象になることを追加、期間の誤り(4年→3年, 3年→2年)を訂正 Red Hat カスタマーポータル内の検索仕様について大きな変更がありましたのでおしらせです。 要するに... Red Hat カスタマーポータル内の「検索」や「Search」 および 「Ask Red Hat」では3年以内に作成されたナレッジ、もしくは 2年以内に更新されたナレッジ、もしくは365日以内にサポートケースと関連づけされたものだけが表示対象になりました。 網羅的なナレッジ検索を行う場合は上記を避けて以下…
4日前
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RHEL 8 マイナーバージョン別、大きめsystemdバグ修正
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Red Hatの森若です。 「RHELは常にアップデートして、最新バージョンを使ってください。既知の問題が直っているからいいですよ」という話はよくします。 ふと「具体的にどんな問題があったのか/直したのかがわかるといいのかもしれない」と思いつきました。 最近は暑いので怖い話も多少は需要があるでしょう。 そこでナレッジベースからsystemdの大きめの問題修正をピックアップしてみました。 以下では、私が独断と偏見でピックアップした systemdの大きめの問題 について、修正されたマイナーリリース毎に紹介していきます。 RHEL 8.1 systemd-journald プロセスのヒープメモリ使…
16日前
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OpenShift上でリソース(CPU)を制限した場合のJBoss EAPの起動時間
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こんにちは。OpenShift SSAの瀬戸です。 限られた環境でJBoss EAPを起動したい場合にどれくらい時間がかかるようになるのかを調べる機会があったので情報を共有します。 ※実際はCPUの種類などによっても起動速度に影響が出てきますので、参考値としてください。 方法:OpenShift上のデプロイメントでresources.limits.cpuを制限しJBoss EAPの起動時間がどれくらい変わるのかを確認する。 環境:AWS上のEC2に構築されたOpenShift(m6a.2xlarge) アプリ: JBoss EAP 8.0 が OpenShift上へのデプロイをいかに簡単にする…
24日前
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アプリケーションモダナイゼーション成功の鍵!〜最初の一歩:現状分析(アセスメント)の進め方
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Red Hat コンサルタントのフェンです。 「アプリケーションモダナイゼーション」に関連する連載の第3回目となります。 本連載では「アプリケーションモダナイゼーション(アプモダ)」をテーマに、現場で役立つ実践的な知見をお届けしています。第1回ではモダナイゼーションの定義と「6R」という主要なアプローチを、第2回ではその背景にある「技術的負債」の深刻さについて掘り下げました。 rheb.hatenablog.com rheb.hatenablog.com そして、今回はモダナイゼーションの「最初の一歩:現状分析(アセスメント)」を紹介したいと思います。 はじめに 1. なぜアセスメントが羅針盤…
1ヶ月前
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OSS文化が育てるエンジニアの行動変容
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こんにちは。Red Hatコンサルティングチームの木嶋です。 組織の変革において「うちの若手にはもっと積極的になって欲しいんだけど」とお嘆きの声を耳にする機会があります。 人のマインドや組織の文化を変えるのは、そう簡単ではありませんよね。 この赤帽エンジニアブログにガンガン投稿するような猛者たちって、どのようにして育つのでしょう? 意外に思われるかもしれませんが、弊社Red Hatでも、新しく入社される方々が全員積極的な猛者であるわけではありません。 最初は狼の群れに放り込まれた羊のように戸惑いながら、少しずつ環境に馴染み、いつの間にか情報発信の中心に立つようになっていくのです。 では弊社では…
2ヶ月前
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なぜ今、モダナイゼーションなのか?~エンジニアを悩ませる「技術的負債」からの脱却
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Red Hat コンサルタントの金子です。「アプリケーションモダナイゼーション」に関連する記事の第2回目となります。 この記事では、"技術的負債"がどのような影響をもたらすのかを具体例を用いながら見ていけたらと思います。 アプリケーションモダナイゼーションシリーズの他の記事の以下もご覧ください。 rheb.hatenablog.com はじめに エンジニアが直面する技術的負債 開発における負債:変更を恐れるコードとプロセス 基盤における負債:変化を拒む「塩漬け」の土台 運用における負債:手作業と属人化の温床 セキュリティにおける負債:見過ごされたサイバー攻撃の脅威 技術的負債がもたらす影響 な…
2ヶ月前
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OCI準拠のコンテナイメージとして提供するオフラインナレッジポータル (RHOKP)
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Red Hatの小島です。 オフライン環境でもRed Hatの様々なナレッジを参照できるようにするためのオフラインナレッジポータル(Red Hat Offline Knowledge Portal. 通称RHOKP)の提供が、2025年5月に開始されました。 www.redhat.com RHOKPによってオフライン環境でナレッジが参照しやすくなるだけでなく、Red Hatの製品ドキュメントやナレッジベースなどに記載されている設定ファイルや実行コマンドのコピペをオフライン環境にあるシステム上でも実行しやすくなっています。オフラインの開発環境などで、ナレッジに記載されている設定ファイルや実行コマ…
2ヶ月前
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アプリケーションモダナイゼーションとは何か? - 主要なアプローチ(6つのR)を理解する
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こんにちは、Red Hatでコンサルをしている中川です。 今回から不定期にアプリケーションモダナイゼーションに関連する記事をアップしていこうと思います。 初回となるこの記事では、「アプリケーションモダナイゼーションって何?」という問いに対して、現場視点で噛み砕いてお伝えします。 はじめに:なんとなく知ってるけど、よくは知らない「モダナイゼーション」 モダナイゼーションとは、「今も価値を発揮できる状態」にアプリケーションを進化させること ❌ よくある誤解:「最新技術にすればモダナイゼーション」? 🔄 モダナイゼーションは「今の業務とのギャップ」を埋める営み 💡 モダナイゼーションの目的は、“変え…
2ヶ月前
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Zookeeper から KRaft モードへの移行
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Streams for Apache Kafka の リリースサイクルと Zookeeper のサポートについて レッドハットのソリューションアーキテクトの森です。 Red Hat の Apache Kafka 製品「Streams for Apache Kafka」(旧 Red Hat AMQ Streams) は、2025年3月に LTS版の 2.9 をリリースしました。 このバージョンでは Zookeeper も KRaft も両方サポートされていますが、次のバージョン(3.0)から Zookeeper のサポートが終了する予定です。 そのため、2.9 以降に Kafka クラスタを新た…
2ヶ月前
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待望のSaaS型 AAP on AWS が登場!(Red Hat Ansible Automation Platform Service on AWS)
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皆様こんにちは、Red Hat の中島です。 ここでは2025年4月より日本から利用できるようになった ”Red Hat Ansible Automation Platform Service on AWS” (以下 AAP on AWS)について紹介させてください。 このサービスは従来のRed Hat Ansible Automation Platform(以下AAP)とはいくつかの異なる特徴を持っています。 AAP on AWS の特徴 特徴 メリット 補足 SaaS型で利用できる AAPサーバーの構築・運用不要 Red Hat の SREチームが実施 従量課金で利用可能 契約期間中に自動…
3ヶ月前
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AWS Console/Marketplaceで購入できるRed HatのSAP関連サブスクリプション(オンプレ/他クラウド用含む)
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こんにちわ。 Red HatのSolution Adoption Architectの石倉です。 Red Hatで、カスタマーサクセスチームに所属する技術営業です。 昨今、SAP社の基幹システムアプリケーション(SAP S/4HANA)をSAP社が提供するクラウドサービス(RISE with SAP)に移行するケースも増えてきていますが、 従来通り、管理・運用をお客様ご自身で実施されたいというご要望も多く頂きます。 更にその際、HW資産管理業務の省力化などの理由で、データセンターにSAP社基幹システムアプリケーション(SAP S/4HANA)を設置するのではなく、AWSのようなパブリッククラウ…
3ヶ月前
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AWS Console/Marketplaceで購入可なOpenShiftサブスクリプション(オンプレ/他クラウド用含む)
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Red Hatの小島です。 日本のお客様がOpenShiftをAWSで利用する場合、従来は以下のいずれかとなっていました。いずれの場合も、OpenShiftのサポートはRed Hatが、EC2インスタンスを含むAWSインフラのサポートはAWSが提供します。 年間契約制のOpenShiftサブスクリプションをAWSで利用する AWS Management Console(以下、AWS Consoleと記載)から購入する従量課金制のROSAを利用する しかし、2025年4月1日からのAWS Marketplaceでの取引における日本の消費税の取り扱い変更や、2025年5月1日からのAWS Mark…
3ヶ月前
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AWS Marketplaceで購入できる従量課金のJBoss EAP
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こんにちは。OpenShift SSAの瀬戸です。 小島さんが次のような記事を書いてくれていました。 rheb.hatenablog.com 実は、これに伴い、AWS Marketplaceにおいて JBoss EAPも従量課金で購入できるようになっています。 そちらの中身を覗いていきたいと思います。 MarketplaceでRed HatからJBoss EAPを購入した場合のサポート体制等は先の記事での3P PAYG RHEL(AWSから見てRed Hatというサードパーティーベンダーが直接サポートする場合)に準じます。 OSから上のサポートは全部Red Hatというだけでもお客様が選ばれる…
3ヶ月前
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Kaoto に日本ユーザーのフィードバックが。待望のドキュメント生成機能が登場
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サポートの古市です。 Integration開発に Red Hat Build of Apache Camel をご利用の皆さん、GUI開発ツールの Kaoto 2.5 がリリースされたのをご存知でしょうか? Kaoto 2.5 色々と書きたい気持ちをグッと抑え、ぜひ注目していただきたい新機能のみ今回ご紹介します。そう、ドキュメント生成機能です! 機能実装に至るまでの背景は、Red Hat Fuse 7.x 時代に遡ります。 GUI開発を望むユーザーに使われた visual editor ですが、日本のエンタープライズユーザー様の間では、異なる評価がされていました。 プロジェクトを進める上で必…
3ヶ月前
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AWS Console/Marketplaceで購入できるRHELサブスクリプション(オンプレ/他クラウド用含む)
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Red Hatの小島です。 日本のお客様がRHELをAWSで利用する場合、従来は以下のいずれかとなっていました。 年間契約制のRHELサブスクリプションをAWSに持ち込んで、Red HatのRHELサポートを受ける AWS Management Console(以下、AWS Consoleと記載)から購入する従量課金制のRHELについて、AWSのRHELサポートを受ける しかし、2025年4月1日からのAWS Marketplaceでの取引における日本の消費税の取り扱い変更や、2025年5月1日からのAWS MarketplaceにおけるSaaS出品のガイドライン変更に伴い、以下をAWS Ma…
3ヶ月前
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OpenShift Logging on AWSでのログサイズや利用料金を見てみる
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Red Hatの小島です。 AWS上でのOpenShift環境の場合、OpenShift Loggingによって主に利用されるログの保存場所はAmazon CloudWatchかAmazon S3となります。本記事では、OpenShift Loggingで利用されるAWSのストレージサイズやインフラ利用料金の目安となる情報を紹介していきます。 先に結論を書いておくと、AWSの利用料金を抑えたい場合は、OpenShift LoggingによるLokiとAmazon S3を使うことを推奨します。 OpenShift Logging 6.2によるロギング設定 Amazon CloudWatchへのロ…
5ヶ月前
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OpenShift/RHEL上での.NETサポート
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こんにちは。Specialist Solution Architect の瀬戸です。 説明すると、たまになんで?という反応をされることもあるのですが、Red HatはMicrosoftとアライアンスを結んでおり、.NETの実行をエンタープライズ品質でサポートしています。 Red HatはOpenJDKやJBoss EAP、Quarkusなどの開発をしていて、Javaに多大なコミットメントをしているということもあり、Javaしかサポートしていないよと勘違いされる場合もあるのですが、そんなことはなくて.NET/PHP/Node.js/Ruby/Python等いくつかの言語ランタイムもサポートしてい…
5ヶ月前
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【Developer Hub 実践|第8回】Golden Pathの実装をマスターしよう - 後編
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こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 前回の記事ではGolden Path実装の前段として、SonarQubeの導入やDeveloper Hubとの連携、そしてAWS ECRへの認証設定などを行いました。 この記事ではいよいよGolden Pathの中身について解説していきます。 【第1回】Developer Hubをインストールしてみよう 【第2回】GitHubを使用した認証を実装しよう 【第3回】GitLabを使用した認証を実装しよう 【第4回】Componentを作成・登録しよう 【第5回】Software Templateを使ってアプリの…
5ヶ月前
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【Developer Hub 実践|第7回】Golden Pathの実装をマスターしよう - 前編
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こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 これまで、Developer Hub (Backstage) を使って認証連携やComponentの登録、さらにはSoftware Template機能を用いたシンプルなHello Worldアプリのセルフサービスデプロイをご紹介してきました。 この記事ではより実践的なテンプレート、すなわちGolden Pathを構築するためのSoftware Templateの実装に挑戦します。 なお、実践的なGolden Pathの構築には多数の手順が必要になるので、記事を前編と後編に分けてご紹介します。この記事は前編と…
5ヶ月前
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OpenShift 4.18 新機能:User Defined Network (UDN) を試してみた
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こんにちは、レッドハットでソリューションアーキテクトをしている清水です。 はじめに 2025/2/25 に GA された OpenShift 4.18 では、ユーザーが OpenShift 上に自由に L2/L3 ネットワークを構築することのできる User Defined Network (UDN) 機能が GA されました。[1] この User Defined Network (UDN) 機能を利用することにより、テナント毎にネットワークを分離することができ、OpenShift 上の仮想ネットワークの柔軟性やセキュリティの向上をもたらすことができます。 本記事では、User Define…
5ヶ月前
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【Developer Hub 実践|第6回】TechDocsを作成・登録しよう
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こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 これまでのブログでは、Developer Hub(Backstage)の基本設定からSoftware Template機能を使ったセルフサービスのアプリデプロイなどを紹介してきました。今回は、TechDocsというBackstage標準のドキュメント管理機能を使って、ドキュメントを生成・公開する方法を解説していきます。 【第1回】Developer Hubをインストールしてみよう 【第2回】GitHubを使用した認証を実装しよう 【第3回】GitLabを使用した認証を実装しよう 【第4回】Componentを…
6ヶ月前
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【Developer Hub 実践|第5回】Software Templateを使ってアプリのデプロイをセルフサービス化しよう
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こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 これまでの記事では、Developer Hubのインストールから、GitHubやGitLabとの認証連携、さらにComponentの登録方法について解説してきました。 今回はDeveloper Hub(Backstage)が提供するSoftware Template機能を使って、簡単なHello WorldアプリケーションをセルフサービスでOpenShiftにデプロイするまでの流れをご紹介します。 【第1回】Developer Hubをインストールしてみよう 【第2回】GitHubを使用した認証を実装しよう …
6ヶ月前
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【Developer Hub 実践|第4回】Componentを作成・登録しよう
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こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 これまでGitHubやGitLabの認証連携を進めてきたことで、Developer Hubにアクセスできる状態になったかと思います。 今回はDeveloper HubにComponentを登録し、その表示を確認していこうと思います。 ComponentはDeveloper HubのEntityのひとつで、アプリケーションやマイクロサービス、さらには社内のツールやサービスなど、開発者ポータルで管理したい要素を表すものです。この記事では、Componentの基本的な概念から、実際にDeveloper Hubに登録…
6ヶ月前
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Camel の開発ツール - Camel JBang (Camel CLI) のご紹介 (2)
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レッドハットのソリューションアーキテクトの森です。 Red Hat build of Apache Camel(旧 Red Hat Fuse)では、開発のためのツールをいくつかご用意しています。 今回は、Camel JBang の Kubernetes Plugin をご紹介します。 Camel JBang Kubernetes Plugin を使うと、ローカル環境でカジュアルにCamelのルートを試すのと同じ感覚で、コマンド一発でKubernetesクラスタにデプロイしたり削除したりできます。 前回の記事はこちら rheb.hatenablog.com
7ヶ月前
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systemdのせいでNFS mountに失敗する話
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Red Hatの森若です。 systemdの前後関係で問題が発生することが原因で、NFS mountに失敗することがあります。 実際の問題で困っている人は以下のナレッジ記事をどうぞ :) access.redhat.com 今回はこの背景を簡単に紹介します。 systemdによる前後関係の矛盾検出 systemdはどのunitをいつ起動するかを、After= および対応する Before= で管理しています。 この定義はシステム起動やシャットダウン時のような、複数のunitのstart/stopが関連する操作の時に利用され、systemdはこの前後関係が満たされる範囲で並列にstart/sto…
7ヶ月前
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Camel の開発ツール - Camel JBang (Camel CLI) のご紹介 (1)
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レッドハットのソリューションアーキテクトの森です。 Red Hat build of Apache Camel(旧 Red Hat Fuse)では、開発のためのツールをいくつかご用意しています。 今回は、効率よくプロトタイピングを行うことができる、Camel JBang (Camel CLI) についてご紹介をします。 Camel JBangを使用すると、シンプルなスクリプトファイルを使用してCamelルートを実行できます。
7ヶ月前
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【Developer Hub 実践|第3回】GitLabを使用した認証を実装しよう
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こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 前回の記事ではGitHubと連携してDeveloper Hubの認証を実装しました。 しかし中には、GitHubではなく社内のオンプレミス環境に構築したGitLabを利用している方もいるかと思います。 なので今回はGitLab OAuthを利用したDeveloper Hub認証の実現方法をまとめてみます。 【第1回】Developer Hubをインストールしてみよう 【第2回】GitHubを使用した認証を実装しよう 【第3回】GitLabを使用した認証を実装しよう ←この記事 【第4回】Componentを作…
7ヶ月前
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開発環境のセキュリティを守ろう! Red Hat Trusted Software Supply Chain/Trusted Application Pipeline
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こんにちは。Specialist Solution Architect の瀬戸です。 Red Hatから去年発表されたRed Hat Trusted Software Supply ChainおよびTrusted Application Pipelineという製品群をご存知でしょうか? ご存知でなくても、これらの製品が実現したいことはとても簡単なので、簡単に学んでみましょう。 どこにでもある「脅威」 これらはTrusted (信頼できる程度の意味)という名前がついている通り、セキュリティを担保するための製品群です。 ソフトウェアを開発して、本番環境でアプリケーションを動作させるまでをセキュアに…
7ヶ月前
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RHEL 9.5でのopensslリベース
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Red Hatの森若です。 Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 9.5 にて、opensslが 3.0.x から 3.2.x にリベースされています。 Red Hat Enterprise Linux 9.5 リリースノート >> 4.2. セキュリティー RHEL 9.0から9.4まで提供されていたopenssl 3.0.x ライブラリを利用したまま、 RHEL 9.5 の openssl 3.2.x ライブラリを想定したアプリケーションを使おうとする(またはその逆)と問題がある可能性があります。 たとえばpostfixではライブラリのバージョンを確認しているので、…
8ヶ月前