KAKEHASHI Tech Blog

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カケハシのEngineer Teamによるブログです。

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【4つの具体例】薬局向けプロダクトで実践!ユーザー理解を爆速化する生成AI活用術
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ユーザー理解って大変 こんにちは。データが好きすぎる梶村です。 カケハシで薬局向けの在庫管理発注システムである「AI在庫管理」というプロダクトのPdMをしています。 プロダクト開発ではユーザー理解が一番大事だと分かっていても、実際に取り組むのは本当に大変です。薬局向けのプロダクトでは、店舗によって医薬品の在庫管理の運用や発注判断はさまざまであり、定性的にさまざまな店舗の方にヒアリングさせていただきながら、定量的に機能の利用状況を調査していくのは大変な作業です。 一方でPdMがヒアリングできる店舗や業務は限定的なので、営業やCSが認識している薬局の温度感とずれが生じてしまうと、「開発チームはユー…
3日前
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外部仕様書の確認を Slack ワークフローに組み込むことで、 Devin くんにサポートしてもらってみた
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カケハシの AI 在庫管理でソフトウェアエンジニアをしている鳥海 (@toripeeeeee) です。こちらの記事は 生成AI研究会 での取り組み記事になります。 カケハシでは、エンジニア個々のコーディング支援に留まらず、AI技術を活用して開発プロセス全体の生産性と品質を向上させることを組織的な目標としています。そこで今回は、こちらの記事で紹介した Slack のワークフローに Devin を用いて開発プロセスにAIを載せることで、リリース前の外部仕様書のチェックをAIにサポートしてもらう取り組みにトライしましたので、ご紹介したいと思います。 なぜ外部仕様書のレビューが重要なのか そもそも外部…
10日前
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150万円のMac Studio M3 Ultraを買ったので、使い倒す方法を考える
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エンジニアの横田です。カケハシでは生成AIを活用し医療・薬局向けのプロダクトを開発しています。今回は、プライベートの話で恐縮ですが生成AIのキャッチアップのために150万円のMac Studio M3 Ultraを購入した話をしたいと思います。 150万円のMacについて 2025/3/5 にMac Studio M3 Ultraが発表されました。 私はOSSのLLM(大規模言語モデル)を使って遊ぶのが好きなので、M3 Ultraが発売された時に脅威のメモリ単価の安さに驚きました。 LLMを現実的な速度で動かすためにはメモリの大きさが重要です。Gemma 3やQwen 2.5のような強力なLL…
12日前
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薬局DXをリードするカケハシは社内で生成AIをどのように活用しているのか?
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生成AI研究開発チームのainoyaです。この記事では、カケハシが社内で生成AIの活用をどのように推進しているかについて紹介いたします。私は、この活動を支える「生成AI活用研究会」のリードを担当しています。 ※研究会は技術を軸とした社内コミュニティで技術領域ごとに存在しています 「日本の医療体験を、しなやかに。」というミッションを掲げ、薬局DXをはじめとした革新的なソリューションを提供するカケハシでは、医療という社会インフラを支える責任と、技術革新への飽くなき探求心を両立させながら日々進化を続けています。 近年、目覚ましい発展を遂げる生成AI技術は、私たちの働き方や提供する価値を大きく変える可…
17日前
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そろそろ困ってきた開発者のための2025年版AuroraMySQL利用ガイド
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RDBを好む開発者は多い一方、非常に手がかかるシステムの一種です。 どうしても開発者の腕次第でスケーリングや性能、障害の有無に差が出ますし、 事前の綿密な計画が必要な一方、普段は毎日のようにメトリクスを確認してあげないと不安定です。 この記事ではまずはコツコツ修正する部分から始め、実際に起きがちな事象をもとに基本的なことを解説します。 すぐ効いてリスクが少ない: インデックスから設定する 本番やコード影響が少ないのでまずはここから。応急処置です。 🚀🚀 そもそもテーブルにインデックスがない🥺 RDBの扱いが得意な人から見ると絶句されそうですが、どこの組織でも意外とこのレベルの事象が発生してしま…
21日前
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「人を活かすAI」が明日の医療を切り拓く。カケハシの生成AI研究開発チームが描くビジョン
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「生成AIを活用し、医療体験を根底から変えていく」 いち早く生成AIに目を付け、日本の医療体験そのものを変えるべく日々奮闘しているのが、カケハシの生成AI研究開発チームです。今回はPdMの高梨、エンジニアの相野谷、横田、坂尾が、カケハシにおける生成AI活用の現状と目指す未来についてお届けします。 医療体験を変えていくことは、決して夢物語ではない。AIと自分たちの技術を信じて、正解も前例もない世界で地道に取り組む4人の奮闘ぶりを感じていただければと思います。 (文中に登場する高梨さんはリモートでの参加となりました) きっかけは「カケハシさんにこそつくってほしい」という薬剤師の声だった 生成AI研…
1ヶ月前
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一部のAWS RDSインスタンスタイプはRIが使えない
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AWSでDBを構築する場合、RDSのリザーブドインスタンス(RI)を利用することが多いと思います。しかし、一部のインスタンスタイプはRIが提供されずオンデマンド専用です。例えば東京リージョンのAurora MySQLの場合、r7iシリーズがこれに該当します。 ここでは調べ方について紹介します。 検索条件 ここでは調査対象をAurora MySQL 8.0系とします。また、RIのタイプは「1年全額前払い」とします。 RI未提供インスタンスの検索方法 まず利用可能なRDSインスタンスタイプのリストを取得します。リストはAWS CLIのrds describe-orderable-db-instan…
1ヶ月前
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エンジニアLT会で「生成AI活用法スペシャル」を開催しました
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こんにちは、技術広報の櫛井です。 カケハシでは隔週で「エンジニアLT会」を実施しています。枠は30分、LTは5分なので最大6枠としています。テーマは自由で、開発組織の皆に共有したいことなら何でもOK。毎回4個程度のLTが行われています。 開発者の間では、この半年から1年ほどの間で急速に「生成AIをどのように業務に組み込んでいくのか、個人開発ではどうしているのか」が熱いトピックになっています。カケハシでも生成AIを使った顧客向けツールを開発したり、各種AIを業務で利用するべく検証を行ったり、有志による勉強会や研究会が立ち上がるなど様々なジャンルで活発に動いています。 カケハシからは昨年このような…
2ヶ月前
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EMConf JP 2025 協賛レポート
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カケハシで技術広報を担当している櫛井です。 カケハシは2025年2月27日(木)に開催されたEMConf JP 2025にて、特別協賛およびコーヒースポンサーを務めました。また、カケハシの3名が実行委員会のメンバーとして運営のサポートをいたしました。 こちらのエントリでは、当日の会場での様子をお届けします。 スポンサーブースの様子 カケハシ特別協賛してブースを出展し「あなたの伸びしろはどこですか?」というテーマでアンケートを実施しました。また、技術広報の𝕏アカウントをフォローいただいた方には、カケハシの箸または「オリジナル冊子:カケハシ式チャートでわかるふりかえりの技法」をお渡ししておりました…
2ヶ月前
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「日本の医療システムを僕らの技術で書き換えていく」カケハシを選んだマネジメント経験者たちの本音
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カケハシのAI在庫管理チームのエンジニアリングマネージャーやテックリードは、VPoEや課長といったポジションを経て当社へ転職してきたメンバーたちです。 彼らが役職よりも大事にしていることとは何か、なぜカケハシを選んだのか、そしてカケハシで実現したい未来とは? エンジニアが気になることを深堀りして聞いてみました。 (文中に登場する西さんはリモートでの参加となりました) 在庫管理の「難しさ」を「面白さ」に変えるAI在庫管理チームの挑戦 Head of Engineering, SCM 兼 AI在庫管理チーム Engineering Manager 小田中育生 — では最初に、AI在庫管理チームの役…
3ヶ月前
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DynamoDB シングルテーブル設計入門
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はじめに 処方箋データ基盤チームでエンジニアをしている岩佐 (孝浩) です。 カケハシには「岩佐」さんが複数名在籍しており、社内では「わささん」と呼ばれています。 私が所属する処方箋データ基盤チームでは、DynamoDB をメインのデータベースとして利用しています。複雑なデータモデルを扱わない場合、非常に使い勝手の良い NoSQL データベースで、以下のような特長があります。 非常に高いスケーラビリティとアベイラビリティ VPC 不要 (AWS Lambda との相性が良い) キャパシティをオンデマンドモードにした場合、従量課金でコスト効率が良い(青天井は要注意) PITR (Point-in…
3ヶ月前
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React Suspense と Zustand の createStore を使って型安全に状態管理を行う
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こんにちは、カケハシのAI在庫管理チームでフロントエンドエンジニアをしている Nokogiri です。 AI在庫ではフロントエンドをReactで実装しておりますが、サーバーとの通信には GraphQL(Apollo Client) を利用し、状態管理の一部に Zustand を利用しています。 AI在庫の開発時に GraphQL と Zustand を使ったことで発生した課題とそれに対してどのように改善したか?ということについてご紹介したいと思います。 Zustandに限らずフロントエンドで状態管理を行うときに頻繁に発生する課題だと思うので参考になれば幸いです。 課題1:サーバーから取得した値…
3ヶ月前
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「入社するなら今がベストタイミング」薬局も患者さんも喜ぶプロダクトを新たなフェーズへ導くエンジニアたち
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今回ご紹介するのは、「テクノロジーを活用して医療業界の課題を解決したい」という想いで入社するメンバーが多いカケハシにおいて、BtoB / BtoC 両方の要素を兼ね備えるアプリケーション、患者さんと薬局をつなぐ『Pocket Musubi』の開発チームです。 エンジニアリングマネージャーの窪内、“あるプロジェクト”の開発ディレクターの松本とリードエンジニアの加藤が登場。「ジョインするなら、今がまたとない絶好のタイミングです」と明かしてくれました。 活躍しているエンジニアたちの入社理由、業務内容、一緒に働きたいエンジニア像なども聞きつつ、彼らの言葉の真意に迫ってみたいと思います。 テクノロジーの…
3ヶ月前
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AWS KMS RSA 非対称鍵を利用したハイブリッド暗号化の方法 (OpenSSL/TypeScript)
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はじめに 処方箋データ基盤チームでエンジニアをしている岩佐 (孝浩) です。 カケハシには「岩佐」さんが複数名在籍しており、社内では「わささん」と呼ばれています。 私が所属する処方箋データ基盤チームは、日本全国の薬局から送信される処方箋データを S3 に保存しています。 処方箋データは TLS 暗号で送信されますが、送信中のデータに対する盗聴リスクや改ざんリスクをさらに低減するために、AWS KMS RSA 非対称鍵を利用したハイブリッド暗号化を検証しました。 この投稿では、AWS KMS RSA 非対称鍵を利用したハイブリッド暗号方式での暗号化について、OpenSSL で暗号化して Type…
4ヶ月前
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2025年版 DynamoDBを本格的に使いたい開発者のためのDynamoDB利用ガイド
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DynamoDBも当初はマネージドとしてシンプルでしたが要求が増えるにつえ複雑になってきました。 *ソフトウェアでは良くあることで、そして新しくシンプルなものが生まれ新しいサイクルが始まる モデリングなどはドキュメントを見ていただきつつ、この記事では間違えやすい抑えていただきたいポイントを解説します on-demandモードを使う 初期設定はprovisionedモードになりがちですが固定料金を取られます。また、トラフィックが読めないとき、増減激しいときもあるでしょう on-demandモードが無難です(2024/11/1から半額になりなおさら) CDKの場合、dynamodb tableV2…
4ヶ月前
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Regional Scrum Gathering Tokyo 2025 登壇・協賛レポート
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カケハシで技術広報を担当している櫛井です。 カケハシは2025年1月8日(水)〜10日(金)の期間で開催されたRegional Scrum Gathering Tokyo 2025にて、Goldスポンサーを務めました。また、カケハシのエンジニア2名が登壇いたしました。2025.scrumgatheringtokyo.org こちらのエントリでは、当日の会場での様子やセッション資料の紹介、開催後の振り返りの様子をお伝えします。 会場の様子 ギャザリングと冠するイベントなだけあり、セッション会場以外での交流がとても活発でした。付箋で参加表明をしたり、アイデアを書き込んでおいたりされていました。 ま…
4ヶ月前
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CTOを引き継ぐということ
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カケハシ Advent Calendar 2024の25日目の記事になります。 こんにちは、カケハシでCTOをやっているゆのん(@yunon_@phys)です。 様々なスタートアップやベンチャーでCTOの肩書を持った方が、入れ替わっているのを観測しています。かくいう私も、創業メンバーに近かった海老原さんからCTO のポジションを今年の3月より引き継いでいます。私自身はこれまでのキャリアでCTOになったことはなく、これまでに無いリーダーシップが求められています。まだ9ヶ月という短い期間ではあるのですが、この期間にどんなことを考えどんなことを実行していったのか、はもしかしたらそういったリーダーを引…
5ヶ月前
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技術戦略策定のリアル:カケハシの開発組織が歩んだ軌跡と、戦略の策定プロセス
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カケハシ Advent Calendar 2024の24日目の記事になります。 今年は、開発組織のビジョンと技術戦略を策定しました。本記事では、カケハシの開発組織が歩んできた軌跡を振り返りながら、技術戦略を立案するに至った背景やプロセスを詳しく紹介します。 対象読者は特定の肩書に限定していません。CTOやVPoEといった役職に関わらず、開発組織の変革や成長に関心をお持ちのすべての方を対象としています。特に、現場で課題に直面し、それを解決することで組織全体を前進させたいと考えている方々にとって、本記事が参考になれば幸いです。 本記事では、以下のテーマに焦点を当てています: カケハシの開発組織が歩…
5ヶ月前
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LLM アプリケーション開発における心構えと実践〜カフェ運営に喩えて〜
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こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2024 の 23日目の記事になります。 adventar.org はじめに こんにちは。エンジニアの kacky です。 現代社会における AI の進化は目覚ましく、特に LLM(大規模言語モデル)を活用したアプリケーション開発は、エンジニアに新たな可能性とともに多くの挑戦をもたらしています。これまでの経験や知識を基に、新しい技術領域に足を踏み入れる際の不安や疑問も多いことでしょう。本ブログでは、LLM アプリケーション開発においてエンジニアが果たすべき役割と、実践に伴う具体的な課題を、「カフェの運営」に喩えてわかりやすく解説します。…
5ヶ月前
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久しぶりに転職してわかった企業文化とオンボーディングプログラムの重要さ
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この記事は カケハシ Advent Calendar 2024 の 22日目の記事です。 adventar.org こんにちは、カケハシで技術広報を担当している櫛井です。 2024年の6月にカケハシに入社したので半年が経過しました。20年ぶりの転職だったので、今回の記事では久しぶりに転職してわかった企業文化とオンボーディングプログラムの重要さについてご紹介したいと思います。 これは現在150名くらいのメンバーが所属している開発組織向け社内イベントの様子です。真面目パートあり、交流パートありでとっても盛り上がりました。 カケハシの魅力 たくさんのよいところがありますが、今回は大きく以下の3点を取…
5ヶ月前
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DS・機械学習エンジニアリングマネージャーとして外部登用され、最初の半年で取り組んだこと
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こちらの記事はカケハシ Advent Calendar 2024の21日目の記事になります。 adventar.org こんにちは、株式会社カケハシのエンジニアリングマネージャーの鳥越です。 本日は、今年の5月にデータサイエンティスト、機械学習エンジニア、ソフトウェアエンジニアの混成チームのエンジニアリングマネージャーとして入社した私の、半年間の取り組みについてのお話しをしていこうと思います。 「機械学習エンジニア」や「データサイエンティスト」は会社によって中身がだいぶ異なると言われますし、事業領域やフェーズ、その際に抱えている課題によっても異なると思いますので、あくまで1ケースとして受け止め…
5ヶ月前
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PDF生成をバックエンドに移行する
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こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2024 の 20日目の記事になります。 adventar.org こんにちは、カケハシのAI在庫管理チームでフロントエンドエンジニアをしている Nokogiri です。 AI在庫では薬局で利用する伝票のPDFをフロントエンドで出力していたのですが、バックエンドに移行しました。今回はその背景や取り組み内容について紹介します。 はじめに:なぜフロントエンドからバックエンドへPDF生成を移行するのか PDFをフロントエンドで出力するといくつかの問題があります。 サービスとしてユーザーに発行したPDFを保存しているべきだがフロントエンドでPD…
5ヶ月前
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フロントエンドリポジトリの GitHub Actions で billable time を削減してみた
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カケハシの AI 在庫管理でフロントエンド開発を主にしている鳥海 (@toripeeeeee) です。こちらの記事はカケハシ Advent Calendar 2024 の 19 日目の記事になります。 GitHub Actions では実行時間単位で課金されるため、課金対象時間を表す billable time というものがあります。 最近、私が利用しているリポジトリで billable time を削減するために動くことがあったので、そこでの削減に至るまでの取り組みについてご紹介したいと思います。 なぜ billable time 削減に動いたのか? GitHub Actions では、さま…
5ヶ月前
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CloudWatchコスト削減のリアル:効果的なログ分析と対策方法
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こんにちは、AI在庫管理の開発チームでバックエンドエンジニアをしているもっち(@mottyzzz)です。 AI在庫管理では、プロダクトのインフラとしてAWSを使用しています。その中でも特に重要なサービスのひとつがCloudWatchです。システムの監視やログ管理に不可欠なツールとして日々活用していますが、実はAWS利用料の約15%をCloudWatchが占めているという状況でした。 先日コストを確認したところ、ただでさえコストの割合が多かったCloudWatchの利用料が前月比で20%以上増加していることが判明しました。 この傾向が続けば年間で予想以上のコスト増になることが懸念されました。 そ…
5ヶ月前
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モブプロを続けて見えてきた課題とその解決策
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こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2024 の 17日目の記事になります。 adventar.org こんにちは。 AI在庫管理開発チームのエンジニアの大村です。 私たちの開発チームでは、素早く顧客に価値を提供するための手段としてモブプログラミングやペアプログラミング(以下、モブプロ)を積極的に実施しています。 私自身もチームの開発手法に関心があり、昨年のAdvent Calendarでは『フロー効率重視開発のすすめ』という記事を書きました。その中で、モブプロが開発のフロー効率を高める上で効果的であるという話をしました。 あれから一年が経ち、チームの状況が変化する中で見…
5ヶ月前
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大規模チームのミーティング時間を大幅に削減したことと、これからやっていきたいこと
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こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2024 の 16日目の記事になります。 adventar.org こんにちは!エンジニアリングマネージャー(以下、EM)の小田中(@dora_e_m)です。11月より、新規プロダクト開発を主なミッションとするチーム"yabusame"に加え、Musubi AI在庫管理を開発するチーム"hakari"のEMを担当しています。 この記事では、hakariチームにジョインしてから取り組んだミーティング削減施策の狙い、実施までの進め方、効果、そしてこれからやっていきたいことについて紹介します。 hakariのチーム構成 まず、ミーティング削減…
5ヶ月前
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データプロダクトのテストにdbtを検討してみた
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こちらの記事はカケハシ Advent Calendar 2024の15日目の記事になります。 こんにちは、株式会社カケハシのソフトウェアエンジニアの坂本です。 現在データプロダクトの開発に関わっており、データの品質チェックに課題を感じています。 この課題に対して、dbtというツールを活用できないか検討してみたのでその検討内容を紹介させていただきたいと思います。 課題背景 現在携わっているデータプロダクトでは、データ基盤に存在しているテーブルのデータを抽出、変換してCSVとして出力し外部提供する処理が存在します。 なお、このプロダクトで参照しているテーブルは各プロダクトで保存しているものをデータ…
5ヶ月前
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Gopher のための Python 入門
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AI在庫管理の開発チームでバックエンドエンジニアをしている沖(@takuoki)です。AI在庫管理では、サーバーサイドの大部分で Python を使用しているため、私も毎日 Python をごりごり書いています。ただ、私が Python をちゃんと触り始めたのは、カケハシに入社した 1 年半前で、それまでは主に Go を書いていました。 Go の方が後発の言語のため、Pythonista が Gopher になったという記事の方が簡単に見つかるのですが、ここでは逆に「Gopher のための Python 入門」みたいなものに挑戦してみようかなと思っています。入門といいつつも、今回は、私が実際に…
5ヶ月前
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再現性ある介入効果検証に向けて、さまざまなバイアスや課題に立ち向かった話
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カケハシでデータサイエンティストをしている島吉です。こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2024 の13日目の記事になります。 adventar.org カケハシでは薬局向けプロダクトをベースとした新規事業を進めています。新規事業の効果を定量的に示すために、データサイエンティストが複数のチームと連携し、効果検証ロジックの構築から型化に取り組んできました。今回、データアナリスト・医学研究チーム・ビジネスチームと連携することで、医学的かつ統計的に妥当性が高いロジックを構築するとともに、ビジネス活用において再現性が高いロジックの型化を実現しましたので、その事例を紹介します。 効…
5ヶ月前
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APE(Automatic Prompt Engineer)を使ったプロンプト自動生成の試み
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こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2024 の 12日目の記事になります。 adventar.org 背景・目的 カケハシでは、最新の生成AI技術を活用したプロダクト開発を進めています(プレスリリース)。特に、プロンプトエンジニアリングは生成AIの性能を最大限に引き出すための重要な要素です。しかし、プロンプトを書く作業は非常に手間がかかり、試行錯誤が必要です。そこで、私たちはプロンプトを自動生成する革新的な手法であるAPE(Automatic Prompt Engineer)を導入し、その効果を検証することにしました。 APEを使うことで、プロンプト作成の効率を大幅に向…
5ヶ月前