株式会社ヘンリー エンジニアブログ
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株式会社ヘンリーのエンジニアが技術情報を発信します
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QAの理想を語らNight!を開催しました!
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ヘンリー CEO / CPOの逆瀬川です。 7/30(水)、当社主催で「Henry QA LT大会」を開催しました🎉 QAのスペシャリストとして活躍する豪華ゲスト3名が登壇し、ハイレベルなLTを繰り広げていただきました。 セッション内容と、公開OKな当日資料を公開します。 オープニング オープニング司会のodashoさん 会場提供をしていただいたFinatextの五十嵐さん 乾杯!!(私) LTの様子 実践!ホリスティックテスティング ヘンリー社 tsukiGさん tsukiGさんの発表の様子 サマリ ヘンリーではプロジェクトライフサイクルを定義して、開発プロセスを回している。 品質活動の4分…
15日前

CoLab Conf(コラコン)でブース出展しました!
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Henry開発者のタケハタ(@n_takehata)です 7/13(日)、ヘンリーはCoLab Conf(コラコン)にてブース出展をしました! 今回はヘンリーブースのコンテンツや写真など、会場の様子をご紹介できればと思います。 CoLab Conf(コラコン)とは? サポーターズCoLabさんが主催された、「U35エンジニアの生存戦略を考えるテックカンファレンス」です。 supporterz-seminar.connpass.com 今回は「AI」と「キャリア」をテーマに、豪華なスピーカーの方々によるセッションや、スポンサー企業によるブース出展がありました。 ヘンリーも御縁があり、ブースを出展…
1ヶ月前

VPoEとして大切にしていることと、2025年上期に実施した施策
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株式会社ヘンリーで2025年3月からVP of Engineeringを務めている戸田(id:eller)です。任命から3ヶ月経ったので現状をまとめつつ、今後の見通しなどについてまとめたいと思います。 VPoEとVPoTの違い 私は1月からVP of Technologyも務めており、現在は兼務している状況にあります。本題に入る前にこれら2つがどう異なるか、ヘンリーではどう考えているかを整理してみます。 VP of Engineering(VPoE)はエンジニアリングについてステークホルダーに説明責任を持つポジションであると定義しています。エンジニアリングとは工学ですから、VPoEは工学的アプ…
1ヶ月前

製品組織全体のHoneycomb活用事例
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株式会社ヘンリーでオブザーバビリティをやっているsumirenです。 弊社ではトレースバックエンドにHoneycombを活用しています。いまや多くの方が日々の業務で使うようになり、プロダクトの運用になくてはならないものになりました。 この記事では、ヘンリーのメンバがHoneycombをどのように使っているか、Honeycombのアクティビティログから事例紹介します。 ヘンリーにとってのHoneycombの価値 トレースバックエンドというと、おそらく多くの方が1リクエストのツリーを可視化する用途を想像するかと思います。しかし、ヘンリーでHoneycombが定着しているのは、スパンの集計が非常に強…
2ヶ月前

gRPCで分断されたモノリスを段階的にモジュラーモノリスに移行する
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こんにちは。株式会社ヘンリーでエンジニアをしているagatanです。 私たちが開発する電子カルテ・医事会計システム「Henry」は、非常に巨大な単一のプロダクトです。そして、その性質上、明確なドメイン境界を見出すことが難しいという特性を持っています。この「巨大で複雑なプロダクトを、いかにして組織的に開発し続けるか」という問いに開発チームは長年向き合ってきました。 最近、この大きな問いに対する新たな一手として、かつて2つのgRPCサービスとして分割されていたバックエンドを、段階的に「1プロセスのモジュラーモノリス」へと移行させるプロジェクトが進捗しています。 今回は、その移行の過程についてお話し…
2ヶ月前

実装手順書よりもコンパイルエラー
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株式会社ヘンリーでエンジニアをしている okbee です。 直近は製品のフルリニューアルを行なっており、詳細は省きますが、私もこの開発に参加しています。社内では「コスト連携」と呼ばれる機能の開発を主に担当していました。 「コスト連携」をざっくりと説明するならば、患者に対して医師が作成した指示(オーダー)を元にして、実際の金額を算出するためのワークフローです。詳細はコンテキストで紹介します。 さて、今回は「コスト連携」の実装を通して感じた反省を元に、より良い設計のヒントとして「コンパイルエラーを活用した手順不足の検知」を考えていきます。 コンテキスト コスト連携には臨床・会計の2つの大きなコンテ…
2ヶ月前

ヘンリーで初めて製品部室長合宿をしました
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こんにちは。ヘンリー CEO / CPOの逆瀬川(gyaku)です。5月末に、製品本部で初めて部室長合宿を行いました。現在部室長を担っている人、今年部室長を担う予定の人、アーキテクトやEMなど将来の組織設計に関わるメンバー合計9名が参加し、2日間に渡り議論を行いました。 本日は合宿を開くことになった背景や合宿の当日の様子をお伝えします! 前提: ヘンリーの開発組織の現状・合宿を行った狙い 電子カルテは、病院業務の全てのデータを扱う基幹システムであり、CRM、ワークフロー、請求・決済などを司る巨大なソフトウェアです。 電子カルテの構成。CRM、ワークフロー、請求や決済などを司る巨大なソフトウェア…
3ヶ月前

HealthTech Meetup vol.1を開催しました #healthtechmeetup
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ヘンリーでPMをやっているdamです。 2025/5/22に六本木のメドレーさんオフィスにて、メドレーさん、リンケージさんと合同で「HealthTech Meetup」を開催しました。 henry.connpass.com (2025/6/10追記)メドレーさん、リンケージさんからも開催報告エントリがでています! note.com note.com オープニング紹介 オープニングはパネルディスカッション形式でスタートし、今回のテーマ『おもろムズい医療業界』について各社が取り組んでいる領域や実際に直面している課題について語りました。 3社に共通するユニークな点として、社内に医療従事者が在籍してい…
3ヶ月前

開発者インタビュー: ヘンリー開発の現在地 - VPoE 兼 VPoT 戸田さん
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ヘンリーは今、何を作っていて、どのような開発をしているのか。VPoE 兼 VPoTの戸田 (id:eller) さんに、プロダクトの説明から、開発体制、技術スタック、開発手法や文化までお話を伺いました。ポッドキャスト番組、ヘンリー理想駆動ラジオのエピソードから書き起こしたものです。よろしければそちらもあわせてお聞き下さい。 本エントリでは、カタカナの「ヘンリー」は株式会社ヘンリーを表し、アルファベットの"Henry"はヘンリーが開発しているプロダクトを表します。 —— 自己紹介をお願いします 戸田: 戸田ケンゴといいます。元々高校生の頃にフリーソフトウェア開発をやっていて、そこから国産ERPパ…
3ヶ月前

イオンスマートテクノロジーさん、DELTA さんと「シネマ de LT会〜あなたのナレッジ大上映〜」を開催しました #CinemaDeLT
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「シネマ de LT会〜あなたのナレッジ大上映〜」の開催報告です。
3ヶ月前

SREチームを作るうえで大切にしていること
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株式会社ヘンリーでSREをしている戸田(id:eller)です。ひとりめSREとしてヘンリーにジョインしてから約3年、現在ではSREも3人のチームになりました。それでも事業計画に対してはまだ足りていないので、SREエンジニア採用を継続的に行っています。 私がSREチームを作るのは前職から続けて2回目なのですが、いずれの場合でも重要だと考えていることがあり、カジュアル面談でもよく話しています。今回はそのエッセンスをまとめて、同業はもちろん弊社への転職を検討されている方にも参考にしていただければと思っています。 前提としての「チームの目的」 チームを作っていくためには、そのチームの目的や存在意義を…
3ヶ月前

ヘンリー理想駆動ラジオ始めました
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id:Songmu です。4月から非常勤となりフェローというタイトルを拝命しました。技術広報の支援を中心に活動していきます。 その一環として、「ヘンリー理想駆動ラジオ」というヘンリーの開発・運営の様子をお届けするポッドキャストを始めました。「理想駆動」というのはヘンリー社の大事な行動指針の一つであり、そこから命名しました。ヘンリーの開発や技術にご興味の方は購読やハッシュタグでの感想ポストをしていただけると嬉しいです。 RSS Feed Apple Podcast ハッシュタグ: #理想駆動ラジオ まずは、私が聞き手となって、エンジニアや開発に関わる方へのインタビューを実施していきます。当ブログ…
4ヶ月前

エンドポイントカットのトレースサンプリングを提案したい
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株式会社ヘンリーでオブザーバビリティを担当しているsumirenです。 先日のHoneycombでスパンを削減する - 株式会社ヘンリー エンジニアブログ という記事で、スパン削減にはトレースカットとトレース横断の2つのアプローチがある話をしたうえで、トレース横断での削減について紹介しました。 この記事ではトレースカットでの削減についてヘンリーでの事例を紹介します。 スパン削減の戦略(再掲) 前の記事でも紹介したとおり、スパン削減には大きく2つの方向性があります。(アプリケーションを直す以外) トレースカットでのアプローチ トレースカットでサンプリングする 例:正常なトレースは1%だけサンプル…
4ヶ月前

Honeycombでスパンを削減する
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株式会社ヘンリーでオブザーバビリティを担当しているsumirenです。 ヘンリーではHoneycombのProプラン、15億スパンの契約をしています。 GraphQLのresolverなどあまりにスパン量が多いものは導入時に削りましたが、顧客数が増えたり新規機能が増えたことでQuotaを超えてしまうようになってきたため、既存スパンを分析したうえで削減を行いました。 トレース集計やHoneycomb素晴らしさを示すことにつながるため、主にスパンの分析についてシェアします。 スパン削減の戦略 スパン削減には大きく2つの方向性があります。(アプリケーションを直す以外) トレースカットでのアプローチ …
4ヶ月前

難しいプロダクトが成長している今だからこそ、ソフトウェアエンジニアリングでデリバリーを3倍速くしたい
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こんにちは。ヘンリーでエンジニアをしている agatan です。 私は現在医事会計チームに所属し、医療事務の皆様が使う会計システム(レセコン)としての側面について Henry の開発に携わっています。 日々開発をする中で、「デリバリーが3倍速ければいろんな問題が解決するのになー」と考えていることがよくあり、そのための障壁や打ち手を考えるために現状の開発の課題感を整理していました。 実はこれはヘンリーのソフトウェアエンジニアリングの向き合っている難しさ(とそこに挑戦する面白さ)の芯の一つなのではないかと思い、せっかくなので記事にしてみることにしました。 (弊社の行動指針に「ドオープン」(自身の考…
5ヶ月前

株式会社MOSHの皆さんと合同勉強会を開催しました
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株式会社ヘンリーでSREなどをしている戸田です。弊社では技術勉強会略してギベンを毎週開催しておりますが、このたび個人の方がネットで簡単にサービス販売できるプラットフォームを開発、提供していらっしゃるMOSH株式会社の皆さんと合同で技術勉強会を開催いたしました。MOSH株式会社様の公式Zennでも開催報告を上げていただきましたので、あわせてご覧ください: zenn.dev 弊社からは3名のITエンジニアが発表しておりますので、その内容を軽くご紹介いたします。 GitHubでTerraformできる!tfmigrate & tfactionのご紹介 両社の採用技術の共通点であるTerraformに…
5ヶ月前

Server-Side Kotlin LT大会 vol.14 を開催しました
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ヘンリーで SRE をやっている id:nabeop です。 すでにスマートラウンドさんから開催レポートがでていますが、2025年2月28日に Server-Side Kotlin LT 大会 vol.14 が開催され、運営に参加している弊社は飲食スポンサーを担当させてもらいました。
5ヶ月前

プロダクトフルリニューアルを機に MobX をフロントエンド開発で導入した話
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こんにちは、アーキテクト室の岩永です。 ヘンリーでは去年からプロダクトのフルリニューアルを進めており、その一環としてフロントエンド開発に MobX を導入しました。 当初は複雑なUIの実装を整理するための View Model として限定的に使い始めましたが、その有用性から徐々に使用範囲を広げ、現在では新規開発のほぼ全てで MobX を活用しています。 本記事では、MobX の採用に至った経緯や、実際の運用を通じて得られた知見を共有します。 特に以下のポイントについて詳しく説明していきます。 MobX の特徴と基本的な使い方 フルリニューアルにおける MobX 採用の背景 段階的な導入プロセス…
6ヶ月前

Cloud ProfilerのJVM用agentをjibのコンテナに入れる
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SREの戸田(id:eller)です。先日出した合同誌でもJavaagentをGradleでダウンロードしてコンテナに入れる方法を紹介しましたが、さらに固定URLからダウンロードした tar.gz を解凍する必要のあるケースがあったので紹介します。 固定URLから依存をダウンロードする Maven Centralではない場所から依存をダウンロードする場面は、Java開発をやっているとわりとよく遭遇します。たとえば以前はOracle社のJDBCドライバがMaven Centralに存在しなかったため、自分で管理したMavenリポジトリに入れて管理するなどの手法をとっていました。 今回はCloud…
6ヶ月前

Cloud Run + OpenTelemetryでもトレースが途切れないようにPropagatorを自作する
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ではCloud Run + OpenTelemetry + 外部オブザーバビリティバックエンドでトレースが途切れる原因を解説し、それを避ける手段の1つとしてアプリケーション上でPropagatorを自前実装する方法を紹介します。
6ヶ月前

4年モノGoogle Cloudプロジェクトで導入して良かった新機能
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株式会社ヘンリーでSREをしている@Kengo_TODAです。弊社が提供しているレセコン一体型のクラウド電子カルテサービス「Henry」では4年前からGoogle Cloudを採用しております。 Google Cloudは日々進化しており、弊社サービスでもこの4年間で増えた機能を活用することで様々な恩恵を受けてきました。このブログ記事では採用してよかった新機能を3点紹介します。 Cloud Runのstartup CPU boost 以前の記事 Server-Side Kotlinで書かれたCloud Runサービスのコールドスタートレイテンシを短縮するで紹介済みです。JVMで動くKotlin…
8ヶ月前

医療現場の未来を創る製品開発
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こんにちは。ヘンリー CEOの逆瀬川です。 この記事は株式会社ヘンリー - Qiita Advent Calendar 2024の25日目の記事です。前回はあかつきんぐさん の「CSキャリアの描き方(カスタマーサクセス・カスタマーサポート)」でした。 私たちヘンリーは、病院向け基幹システムとして電子カルテ・レセコンを開発・提供している会社です。医療システムの開発は、単なるソフトウェア開発以上の意味を持っています。私たちの製品は、病院の業務効率化だけでなく、地域の患者さんへの貢献、そして日本の医療全体の発展に貢献できる可能性を秘めていますと考えていますので、それについて本日は説明したいと思います…
8ヶ月前

あなたの検査がカルテに書かれてから結果が返ってくるまでに裏側のシステムでは何が起きているのか
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株式会社ヘンリーで電子カルテと外部機器・ソフトウェアの連携部分の開発を担当している坂口(id:wakwak3125)です。この記事は株式会社ヘンリー Advent Calendar 2024の14日目の記事です。前回は「大きくて複雑なものを作る人達へ送る一冊|永田 健人」でした。 はじめに 電子カルテというものはたくさんの周辺分野の機器やソフトウェアと連携をして診療行為を記録していますがその中でも比較的身近な検査に焦点をあてて実際に裏側ではどのようなデータのやり取りが行われているのか、どういった課題があるのかについて解説してみようと思います。 ここでは院内や院外で実施される血液検査や尿検査など…
8ヶ月前

GitHubのGraphQL APIを使ってPull Requestを分析するためのレシピ
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株式会社ヘンリーでSREなどをしている id:eller です。この記事は株式会社ヘンリー Advent Calendar 2024の6日目の記事です。前回は id:Songmu の「社内ラジオをポッドキャスト配信する」でした。 先日GitHubのGraphQL APIでエンジニアのPRの使い方を分析したので、やり方を残しておきます。 材料 gh コマンド jq コマンド 適切な権限を持つGitHubアクセストークン 質問をするためのGenerative AI(あれば) 概要 今回は指定日よりもあとに作成されたPRの一覧をCSVで出力することを目指します。中間データにJSONを採用して、 jq…
8ヶ月前

社内ラジオをポッドキャスト配信する
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id:Songmu です。この記事は株式会社ヘンリー Advent Calendar 2024 5日目の記事です。 ヘンリーは北海道から沖縄まで、何なら上海から働いている社員さえいるフルリモートの会社です。フルリモート環境においては特に、社員の相互理解、そのためのそれぞれの自己開示が大事です。リモートに限らず、一部の人の声が大きくなりすぎて多様性が損なわれないよう、メンバーに自己開示を促し、支援することも必要です。 ヘンリーではその促進のために、Notion上に自己紹介やユーザーマニュアル、社内ブログ等を書いてもらう取り組みをしています。それに加えて Henry FMという社内ラジオがあり、広…
8ヶ月前