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KLab株式会社が配信したKLablogの記事一覧です。

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CEDEC+KYUSHU 2024「モバイルオンラインゲーム開発を支える早く、安く、使いやすいサーバインフラ構築」登壇報告
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技術広報グループのyamada-masaです。 2024年11月23日に開催された、CEDEC+KYUSHU 2024に、KLabのエンジニア山田 雅人と髙橋 慶充が登壇しました本稿では、「モバイルオンラインゲーム開発を支える早く、安く、使いやすいサーバインフラ構築」のセッションの紹介と資料を公開します。セッション紹介セッションタイトル「モバイルオンラインゲーム開発を支える早く、安く、使いやすいサーバインフラ構築」講演時間11月23日(土)17:00 〜 18:00講演内容本セッションでは、現在開発中のモバイルオンラインゲームにおける最新の開発用サーバインフラとその成果について紹介します。KLabのサーバアプリケーションはクライアントと密接に関連しており、開発期でも重要な要素です。ゲーム開発のペースが年々速まり、開発用サーバインフラにはデプロイとサーバアプリケーション動作の高速性、コスト効率、利便性が求められています。これらを実現するために開発用サーバインフラは開発に特化しており、Docker Composeによる共用サーバ形式となっています。本セッションでは、このサーバインフラがどのようにニーズを実現しているかをエピソードを交えながら詳しくお話しします。資料スライドへのリンク(Google Slide)スライドへのリンク(SlideShare)CEDECセッション情報ページ
21日前
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技術書典17で同人誌を頒布します & 既刊PDFダウンロードページ
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こんにちは。 技術書典活動の代表のUMEです。11/2(土) ~ 11/17(日) の期間、技術書の即売会 技術書典17 が開催されます。 期間中はオンラインにて書籍を購入することができ、 さらに 11/3(日) にはオフラインでも開催されます。 (入場券の発行など、詳しくは公式サイトをご覧ください)KLabは例年新刊を発行しながら参加しており、今回も社内の有志のエンジニアが各自好きな内容で記事を執筆し、最新刊「KLabTechBook Vol.14」を発行します。 既刊のVol.3~13とあわせてオンラインマーケットで頒布します。技術書典では他にも様々な方が執筆された技術書が多数発行されていますので、ぜひ技術書典オンラインマーケットにお越しください。頒布内容新刊/既刊を問わず、物理本+電子版は500円、電子版のみは無料で頒布します。最新刊KLab Tech Book Vol. 14 - 技術書典マーケット今回収録しているのは以下の6記事です。 内容は章ごとに独立しているので、気になる記事が一つでもあればぜひご一読ください。1. GitHub ActionsでカジュアルにOpenAIを利用するGithub Actionsから簡単に Open AI API を利用できる物を作りました。 自然言語に対して行いたいことを自然言語でコーディングするようで、アイディア次第で何でもできそうです。2. mypy 再訪型ヒントの付け方をPython3.12時代に追いつくべく学び直しました。その知識をもとに、これから型ヒントをつけてmypyを使っていこうとしている方へ向けて過去のしがらみ無しの入門記事を書きました。3. 2D Shader 試験場2Dエフェクトの方へ。【解像度:256x256px】60fpsで旗が揺らめくアニメーションのデータサイズは240KBでした。4. shader graph で水表現shader graph にて水の表現をどう行うか試行した内容について書きました。5. XMLプログラミング言語「XSLT」の可能性XSLTをご存知ですか?XMLを変換するためのテンプレート言語ですが、なんとチューリング完全だそうです。であればやることは決まっています!Brainfuckのインタプリタを実装してみました!6. 好きなC++のコア機能発表ドラゴンC++好きな発表ドラゴ
2ヶ月前
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CEDEC 2024 「モバイルオンラインゲームのアプリ外課金の導入と運用方法について」登壇報告
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技術広報グループのyamada-masaです。 2024年8月21日~8月23日に開催された、CEDEC 2024にKLabの西岡 修一郎が登壇しました。本稿では、「モバイルオンラインゲームのアプリ外課金の導入と運用方法について」のセッションの紹介と資料を公開します。セッション紹介セッションタイトル「モバイルオンラインゲームのアプリ外課金の導入と運用方法について」講演時間8月21日(水) 18:00 〜 19:00(第6会場)講演内容モバイルオンラインゲームにおいて、プラットフォームを介さずにユーザーに課金機能を提供する、いわゆるアプリ外課金の導入事例が増えてきております。 本セッションでは、アプリ外課金の日本・海外での導入実績を元に、まずはアプリ外課金の概要について紹介し、その実現方法についてお話します。また、リリースまでに注意すべき事項や運用に入ってから発生した問題などを事例も交えつつお話しさせて頂きます。資料スライドへのリンク(Google Slides)スライドへのリンク(SlideShare)CEDEC 2024セッションページ
3ヶ月前
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CEDEC 2024 「デバイスファーム 「AirLab」 による 自動QAテストの実績と機械学習が拓く次世代QAの可能性」登壇報告
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技術広報グループのyamada-masaです。 2024年8月21日~8月23日に開催された、CEDEC 2024にKLabの許 信勇と加納 基晴が登壇しました。本稿では、「デバイスファーム 「AirLab」 による 自動QAテストの実績と機械学習が拓く次世代QAの可能性」のセッションの紹介と資料を公開します。セッション紹介セッションタイトル「デバイスファーム 「AirLab」 による 自動QAテストの実績と機械学習が拓く次世代QAの可能性」講演時間8月21日(水) 11:10 〜 12:10(第5会場)講演内容スマートフォンゲームアプリの開発規模が拡大している現在、多くの企業が多様な端末への品質管理を、限られた開発期間内で対処するという課題に直面しています。この発表では、昨年に続き、自動テストの基盤となるAirLabの進化について語ります。全社のプロジェクトで、自動テストを実施しつつ定点観測もできる実例を紹介します。 さらに、AirtestとPocoSDKを用いて、仕様変更に対応しやすく、低コストでメンテナンスできる自動テストスクリプトの作法、自動テストによるQAテストの効率化、コストパフォーマンス等、品質管理の現場での実績を共有します。 また、自社で開発した機械学習による「テストスクリプトなしでスクリーンショットからUIを発見し、アプリを操作するテストツール『ゴリラテスト』」について、開発から実戦投入までのエピソードも共有します。資料スライドへのリンク(Google Slides)スライドへのリンク(SlideShare)CEDEC 2024セッションページ
3ヶ月前
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CEDEC 2024 「「EA SPORTS FC™ Tactical」におけるAWS Global Accelerator を活用したグローバル配信基盤の整備とユーザ体験向上に関する取り組み 」登壇報告
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エンジニアリング本部ゲームコアテクノロジーグループの牧内とインフラグループの松下が CEDEC2024 に登壇しました。本稿では、セッションの紹介とアーカイブ動画、資料が公開されているURLについてお知らせします。セッション紹介セッションタイトル「EA SPORTS FC™ Tactical」におけるAWS Global Accelerator を活用したグローバル配信基盤の整備とユーザ体験向上に関する取り組み 」講演時間8月23日(金) 17:10 〜 17:35(第12会場)講演内容新規グローバルタイトルである「EA SPORTS FC™ Tactical」において AWS Global Accelerator を導入したことで、オンライン対戦のレイテンシーを約40〜80ms改善し、顧客体験を向上しました。この発表では、単一リージョンにおけるグローバル配信基盤についてのTipsをお届けします。登壇を終えての感想など登壇者のお二人に、登壇後に感想を頂戴しましたのでここにて紹介したいと思います。牧内AWS Global Acceleratorを導入してみて想像以上に効果があり驚いていたところ、AWSさんから登壇のお誘いをいただきました。このセッションでは、実際にどれくらいレイテンシが改善するのかをお伝えできたのではないかと思います。また発表の準備にあたり、AWSさんと技術的な部分の議論もでき、とても勉強になりました。このような機会をいただき、ありがとうございました。松下こういった場での発表経験はほぼなく、緊張しっぱなしの時間でしたが、とてもよい経験をさせていただきました。AWSさんにはこのような機会をいただけたことをとても感謝しています。今回使ってみてGlobal Acceleratorが手軽に導入できてレイテンシ改善の効果も高いということがわかったので、今後もどんどん活用していけたらなと思っています。アーカイブ動画資料発表資料はCEDiLにてダウンロードが可能となっています。https://cedil.cesa.or.jp/cedil_sessions/view/2937
3ヶ月前
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LLMを活用してシンボリックGame AIを構築する研究の紹介 (2024年度人工知能学会全国大会)
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こんにちは、機械学習Gの加納です。KLabでは、ゲームエンジニアと機械学習エンジニアが協力し、新しいゲームAIの研究を進めています。 その成果の一つとして、2024年度人工知能学会全国大会(第38回)にて、「LLMを活用したシンボリックGame AIの構築」という研究を発表しました。この記事では、その研究内容を詳しくご紹介いたします。研究の背景エンターテイメントゲームでは、ユーザーが楽しめるようなゲーム体験を提供することが大きな目標となっています。そのため、ゲーム内のノンプレイヤーキャラクター(NPC)もゲームデザイナーの意図を反映したキャラクター性を持つことが求められます。本研究では、NPCがデザイナーの意図に従うことを「アライメント」と呼んでいます。現在、ゲームAIの開発には「シンボリックAI」という手法が広く使われています。この手法では、ルールベースの処理を組み合わせてNPCの行動を制御し、開発者が直感的にNPCの振る舞いを設定することができます。しかし、全ての行動パターンを手作業で実装する必要があるため、多数のNPCを作成する際には大変な労力がかかります。一方、深層強化学習を用いたゲームAIの研究も進んでいます。この手法を用いると、NPCが自ら学習し、より汎用的で柔軟な振る舞いを身につけることができます。例えば、先行研究「Reward design with language models(Kwon, Minae, et al.)」では、エージェントの行動ログを自然言語に変換し、LLM(大規模言語モデル)で「エージェントが個性を表現できているか?」をYes/Noで評価し報酬を決定するという手法が提案されました。この研究により、LLMの一般的な知識を活用して、個性や役割のアライメントが可能であるという結果が得られています。しかし、深層強化学習を実際の開発現場に応用するには以下のような課題があります。学習結果の制御が難しい:意図しない振る舞いをすることがあり、開発者が望む結果を得るのが難しい。計算リソースの必要性:深層モデルを動かすには十分な計算リソースが必要であり、コストが高い。環境整備のコスト:AIの学習環境を整える必要があり、開発フローへの導入コストが高い。提案手法の概要そこで今回は、LLM(大規模言語モデル)を活用してキャラクターの行動を再現する評価関数
5ヶ月前
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技術書典16で同人誌を頒布します & 既刊PDFダウンロードページ
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こんにちは。 技術書典活動の代表のUMEです。5/25(土) ~ 6/9(日) の期間、技術書の即売会 技術書典16 が開催されます。 期間中はオンラインにて書籍を購入することができ、 さらに 5/26(日) にはオフラインでも開催されます。 (入場券の発行など、詳しくは公式サイトをご覧ください)KLabは例年新刊を発行しながら参加しており、今回も社内の有志のエンジニアが各自好きな内容で記事を執筆し、最新刊「KLabTechBook Vol.13」を発行します。 既刊のVol.3~12とあわせてオンラインマーケットで頒布します。技術書典では他にも様々な方が執筆された技術書が多数発行されていますので、ぜひ技術書典オンラインマーケットにお越しください。頒布内容新刊/既刊を問わず、物理本+電子版は500円、電子版のみは無料で頒布します。最新刊KLab Tech Book Vol. 13 - 技術書典マーケット今回収録しているのは以下の4記事です。 内容は章ごとに独立しているので、気になる記事が一つでもあればぜひご一読ください。1. TCP_NODELAYの効果を確かめる名前だけは知っていたTCP_NODELAYについてちゃんと調べてみました。DockerはLinuxなのでネットワーク系の動作確認がしやすいですね。ホストマシンもLinuxにすると特に便利ですよ!2. 2024 年から始める Python asyncio 入門Python の asyncio ライブラリまわりを学び直し。まずはこれだけを知っていれば Python で非同期プログラミングを始められる、公式ドキュメントを読み進められるという内容を目指して紹介記事を書きました。3. 欲しい釣具の入荷状況を生成AIで監視してみたいつも品切れな釣り道具を購入するために、AIにECサイトを監視してもらいました。早くAIから在庫発見の報告が来ないかな。4. Cloudflare WARP経由で自宅の透過Proxyを使う話スマホアプリの通信に開発者用proxyを差し込んで通信内容を編集できる環境を常用する話を書きました。既刊既刊の物理本は在庫の少ないものもあるため、開催期間中に売り切れとなる可能性があります。ご容赦ください。KLab Tech Book Vol. 12 - 技術書典マーケットKLab Tech Book Vo
7ヶ月前
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「IC-Light」画像の照明効果を自在に変更できる生成AI
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機械学習グループの吉田と申します。今回は画像の照明を自在に変更することができる生成AI「IC-Light」が最近公開されましたので、使ってみました。元画像sunset over seaneon light, citynatural lightingIC-LightとはIC-Lightとは、画像の照明効果をテキストや、背景画像を使って自在にコントロールすることができる生成AIです。IC-LightはControlNetの開発者が最近公開したもので、かなり注目を集めています。実際に公式から公開されている画像がこちらです。一番左の画像が元画像で、その画像に対して以下のプロンプトを設定しています。beautiful woman, detailed face, warm atmosphere, at home, bedroomそして生成結果が一番右の画像となっています。(真ん中の画像は中間画像のため無視して大丈夫です)元画像では外で花に囲まれていた画像でしたが、生成された画像はプロンプト通りに家のベッドルームの写真になっています。 それに合わせて被写体の女の子に対する光加減が元画像より暗くなっていることがわかるかと思います。 家の中は外よりは暗いため、それに合わせてAIが自動的に照明を調節してくれています。IC-Lightを使うと、このような画像の背景や照明を容易にコントロールすることが可能となります。IC-Lightを使ってみる実際にIC-Lightを使ってみようと思います。IC-Lightはオープンソースとなっており、コードはこちら で公開されています。環境構築IC-Lightを使うためには実行環境の構築を行う必要があります。詳細な手順はReadMEに記載されていますが、手軽に試せるように Google Colaboratory ノートブックを用意しました。Google Colaboratory とは無料で手軽に機械学習環境がブラウザで試せるサービスです。(利用時間に制限はあります)colabの使い方1. こちら のノートブックを開きます2. メニューのファイル → ドライブにコピーして保存 を押し、自分のドライブにコピーします。3. メニューのランタイム → ランタイムのタイプを変更 → T4 GPUを選択し保存を押して、GPUを使うように設定します。4. メニューのラ
8ヶ月前
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Falcoホワイトリスト型カスタムルールの検討
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はじめにFalcoはLinux OS向けのランタイムセキュリティツールであり、システム上での異常なアクティビティや潜在的なセキュリティリスクをリアルタイムで検知し、警告するように設計されています。 Kubernetesとシームレスに統合できるため、クラウド上のWebアプリケーションのセキュリティモニタリングに非常に適しています。 前回の記事で、Falcoの概要、デプロイ方法、実際の検出例について詳しく紹介しました。 Falcoプロジェクトでは、異常検知のためのデフォルトルールセットが提供されており、開発者によってメンテナンスされています。ユーザーは必要に応じてこれらのルールを選択し、利用することが可能です。Falcoのデフォルトルールセットは強力ですが、前回の記事で指摘した通り、未知のセキュリティリスクを検知できないケースが存在します。 攻撃者は既知の攻撃パターンに加え、常に新たな方法で脆弱性を探り、侵入を試みます。 この記事では、そうした脅威に対抗するために、ホワイトリスト型カスタムルールの活用を検討しましたので、それについて紹介したいと思います。前回記事のおさらいFalcoの仕組みと特徴FalcoはLinux OS向けのランタイムセキュリティツールで、 システム上で発生する異常なアクティビティや潜在的なセキュリティリスクをリアルタイムで検知し、警告するよう設計されています。 このツールの核となるのは、カーネルレベルでのシステムコールを監視するモジュール、異常なイベントを検知するための監視ルールに基づくエージェント、そして外部に通知を行うFalcosidekickエージェントです。Falcoシステム構成Falcoの監視ルールは、開発元が提供するデフォルトセットを利用することも、組織のセキュリティポリシーに合わせてカスタマイズすることも可能です。Falcoインシデント検知の例前回の記事では、シンプルなnginx podを起動し、以下の3つの操作を実施した際のFalcoによる検知能力を検証しました。検知結果はWeb UIで確認し、さらにjsonログファイルをダウンロードして詳細に分析しました。試したケースbashシェル実行: kubectl execコマンドでコンテナに接続し、bashシェルを起動します。viインストール実行: kubectl execコマンドでコンテ
10ヶ月前
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FalcoでKubernetesのセキュリティモニタリング
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はじめに最近のWEBアプリケーションは、クラウド環境上にLinuxコンテナクラスタとしてデプロイすることが多くなってきました。 Linuxコンテナクラスタを管理するツールとして、Kubernetesが大変人気があります。 Kubernetesを使うと、設定ファイルの記述通りにコンテナクラスタが生成され、その状態が維持されるので、WEBアプリケーションの管理が容易になります。 その一方で、このような環境では数多くのコンテナが動的に生成、破棄されるので、セキュリティのモニタリングやインシデント検知が非常に難しくなってしまいます。オープンソースのセキュリティ監視ツールであるFalcoは、Kubernetesとシームレスに統合できるため、クラウド上のWEBアプリケーションのセキュリティモニタリングに非常に適しています。 FalcoはLinuxカーネルのシステムコールを監視し、あらかじめ定義したルールに基づき、不正なアクティビティを検知します。 Falcoの監視と通知は、リアルタイムで行われるため、セキュリティインシデントに対する迅速な対応が可能となり、攻撃や侵入の検出に役立ちます。今回、Falcoの仕組みやデプロイ方法、どのようなアクティビティが検出可能かなどについて調査を行いましたので、このブログで紹介したいと思います。Falcoの概要Falcoの仕組みと特徴FalcoはLinux OS向けのランタイムセキュリティツールです。 システム上での異常なアクティビティや潜在的なセキュリティリスクをリアルタイムで検知し、警告するように設計されています。 その中核は、カーネル内でのシステムコール監視モジュールと、監視ルールに基づいて異常なイベントを検知するエージェント、さらに外部への通知を行うFalcosidekickエージェントからなっています。以下がその仕組みと特徴です。Falcoは、Linuxカーネルモジュールまたはebpfモジュールを用い、カーネル内でシステムコール監視します。Falcoエージェントプログラムは、事前に定義された監視ルールに一致するアクティビティを検知します。Falcosidekickエージェントは、事前に設定した方法(ログ出力、電子メール通知、Slack通知など)でリアルタイムに通知を行います。Falcoの監視ルールは開発元が用意したものをそのまま利用して
1年前
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CEDEC+KYUSHU 2023 「大規模モバイルオンラインゲーム開発における チーム組成とワークフロー最適化」登壇報告
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技術広報グループの山田雅人です。 2023年11月25日に開催された、CEDEC+KYUSHU 2023に登壇しました。本稿では、「大規模モバイルオンラインゲーム開発における チーム組成とワークフロー最適化」のセッションの紹介と資料を公開します。セッション紹介セッションタイトル「大規模モバイルオンラインゲーム開発における チーム組成とワークフロー最適化」講演時間11月25日(土)14:00 〜 15:00 (N201)講演内容スマートフォンの高性能化に伴いモバイルオンラインゲームは劇的に高品質にそして複雑になりました。 高品質で複雑なゲームを作るために KLabが取り組んできたチーム組成やワークフローの改善についてお話しします。 マネジメントでよくある問題を一風変わった方法で対応します。マネジメント経験のない方も参考になると思います。資料スライドへのリンク(Google Slide)スライドへのリンク(SlideShare)セッションページCEDiL
1年前
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技術書典15で同人誌を頒布します & 既刊PDFダウンロードページ
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こんにちは。 技術書典活動の代表のUMEです。11/11(土) ~ 11/26(日) の期間、技術書オンリーの即売会 技術書典15 が開催されます。 期間中はオンラインにて書籍を購入することができ、 さらに 11/12(日) にはオフラインでも開催されます。 (入場券の発行など、詳しくは公式サイトをご覧ください)KLabは例年新刊を発行しながら参加しており、今回も社内の有志のエンジニアが各自好きな内容で記事を執筆し、最新刊「KLabTechBook Vol.12」を発行します。 既刊のVol.3~11とあわせてオンラインマーケットで頒布します。 (技術書典7以後オフラインでの参加をしていないのですが、たまには会場で頒布したいなとは思っているので、次回以降は頑張りたいです。)技術書典では他にも様々な方が執筆された技術書が多数発行されていますので、ぜひ技術書典オンラインマーケットにお越しください。頒布内容新刊/既刊を問わず、物理本+電子版は500円、電子版のみは無料で頒布します。最新刊KLab Tech Book Vol. 12 - 技術書典マーケット今回収録しているのは以下の5記事です。 内容は章ごとに独立しているので、気になる記事が一つでもあればぜひご一読ください。1. GitHub Actionsをローカル環境で実行する「act」actを使ってみたらたいへん便利だったので、勢いあまって紹介記事を書きました。ぜひ使ってみてください。2. Google Cloud を用いた Serverless な Slack Botの作り方C#でServerlessにSlack Bot を作る方法について書きました。 実行時間の長いBotを作る方法や、新方式の改ざん検証の仕方など、一歩踏み込んだ内容を記載しているのでぜひご覧ください。3. Python の match 文に詳しくなってみましょうPython の match 文。はじめて触ると混乱するものですが、慣れるとその高機能に驚きます。4. アニメーションGIFとファイルサイズの話アニメーションGIFの容量についての話を書きました。道中でPNGやWEBPにも触れつつ掘り下げた話もしていて、意外と知らなかった内容が含まれているかもしれません。5. GPUメモリアロケーター自作入門エンジニアの究極の趣味のひとつとして知られる(サン
1年前
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PHPカンファレンス 2023 「運用中の大規模オンラインゲームで8年ぶりにPHPバージョンアップをした話」登壇報告
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技術広報グループのyamada-masaです。 2023年10月8日に開催された、PHPカンファレンス 2023にKLabの福田陽介が登壇しました。本稿では、「運用中の大規模オンラインゲームで 8年ぶりにPHPバージョンアップをした話」のセッションの紹介と資料を公開します。セッション紹介セッションタイトル「運用中の大規模オンラインゲームで 8年ぶりにPHPバージョンアップをした話」講演時間10月8日(土)15:55 〜 16:15 (トラック1)講演内容PHP5.5 から PHP8.1へバージョンアップした際の開発方針、移行プロセス、遭遇したトラブル、およびバージョンアップの実績と効果について発表しました。 今回のバージョンアップを通じて、私たちは「ユニットテスト」と「日々バージョンアップを積み重ねること」の重要性を学び、パフォーマンスを大幅に向上させることができました。資料スライドへのリンク(Google Slide)スライドへのリンク(SlideShare)PHPカンファレンス 2023(fortee)
1年前
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AWS Startup Loft Tokyo AIは最高のパートナー!? ゲームづくりの新しいカタチを考える「生成AIが切り拓く新しいゲームの創り方・遊び方」登壇報告
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技術広報グループのyamada-masaです。 2023年7月23日に開催された、AWS Startup Loft Tokyo AIは最高のパートナー!? ゲームづくりの新しいカタチを考えるにKLabの下斗米と市川が登壇しました。本稿では、「生成AIが切り拓く新しいゲームの創り方・遊び方」のセッションの紹介と資料を公開します。セッション紹介セッションタイトル「生成AIが切り拓く新しいゲームの創り方・遊び方」講演時間7月23日(土)20:05 〜 20:35講演内容第1部:創り方「ゲームでAI/MLって何に使えるの?」事例① 生成AIで制作フローを加速事例② 全社員のAI活用を加速させるAIタスクフォース第2部:遊び方「これからのゲームをどう変えていくの?」事例③ 未来のゲーム体験を開拓するAIチャットゲーム資料スライドへのリンク(Google Slide)スライドへのリンク(SlideShare)AWS Startup Loft Tokyo AIは最高のパートナー!? ゲームづくりの新しいカタチを考える
1年前
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CEDEC2023「AirLab導入でテストコストの大幅削減と品質向上! 数十台の端末を一斉に全自動テストできる社内DeviceFarmについてご紹介」関係者への御礼と情報共有
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CEDEC2023関係者への御礼と情報共有こんにちは、KLab株式会社の許です。CEDEC2023にて村上、河村、許の三人で「AirLab導入でテストコストの大幅削減と品質向上! 数十台の端末を一斉に全自動テストできる社内DeviceFarmについてご紹介」というタイトルで講演させていただきました。 この度は、暑い中、足を運んでご来場いただいた方々、リモートで講演をお聞きいただいていた方々、そしてイベントを支えてくださったスタッフの皆様に心からの感謝を申し上げます。私たちの講演が皆様の役に立つことができれば幸いです。本日講演資料を公開しました。改めてご覧ください。GoogleSlideSlideShareCEDiLなお、CEDECの会期中にいくつかご質問をいただいたため、フォローアップしたいと思います。Q1ツールやドキュメントやマニュアルは日本語版がありますか?A1NetEase社が準備している最中で、近い将来に公開される予定となっています。Q2障害対応のための出社頻度はどれくらいですか?A2障害対応のための出社は、多くても週に一回程度となります。というのも、出社は基本的に最終手段としての対応です。その前に、DeviceKeeperのGUIを利用して端末に対する操作、例えばUSBの抜き差し、充電のオン/オフ、端末の再起動等の障害回復手段を取ることができます。DeviceHub(端末制御用PC)のサービスをリスタートすることも可能です。それらの手段により障害が回復しない場合のみ、出社して対応いたします。また、月に一度の端末点検が行われ、その際には出社し、端末の棚卸しやバッテリー膨張のチェックを行います。Q3ラック内の端末の温度管理はどのようにしていますか?A3ラックは金属製で、その内部には強力なファンを13個搭載しています。さらに、24時間体制での社内空調とサーキュレーターを使用して温度管理を実施しています。また、ラック内には温度湿度センサーが設置されており、設定された閾値を超えるとメールで警報が通知される機能があります。Q4iOS端末には対応していますか?A4iOS端末の対応について、アプリ関連とテスト関連の2つの側面から説明いたします。アプリ関連では、例としてアプリのインストール、アンインストール、起動、終了などがサポートされています。導入初期には、当社はAPIを
1年前