レスキューナウテックブログのフィード

https://zenn.dev/p/rescuenow

日本で唯一の危機管理情報を専門に取り扱う防災・BCPの専門企業、(株)レスキューナウです。当社で活躍するエンジニアの技術ブログを中心に公開していきます。

フィード

記事のアイキャッチ画像
AWSによるマイクロサービスの基本アーキテクチャ
はてなブックマークアイコン 1
レスキューナウテックブログのフィード
はじめにAWSによるマイクロサービスの基本アーキテクチャを設計してみたので、共有します。題材としてBtoB向けの課題管理ができるアプリケーションを構築するシナリオで考えてみました。ベースアーキテクチャまでなので、具体的なビジネス要件で求められる詳細な情報は省略しています。また、サーバーレスでないサービスを使わなければいけないケースはビジネス要件として何か特別な理由がない限り必要ないと思いますので、全てサーバーレスで設計しています。 システムの要件 ユーザー向け要件Webインターフェース: ユーザーが直接操作するサービスは、Webブラウザ経由で提供されること。シング...
3日前
記事のアイキャッチ画像
ローカル環境で動作確認しづらいプロジェクトの開発で、AIに結果を検証させてから実際に動作確認してみるようにした
はてなブックマークアイコン 1
レスキューナウテックブログのフィード
背景ローカル環境で動作確認しづらいJavaのプログラムの開発を行うことになりました。このプロジェクトではローカル環境でコードの変更を行った後、開発環境にデプロイして動作確認するというのが通常の開発フローです。ただ、デプロイするにも時間がかかるので、なるべく開発効率を上げるために考えたのが、AIに動作検証させるというやり方でした。これが結構いい感じだったので、記事としてまとめてみました。改めて、今のプロジェクトと私の状況です。Javaのプログラムだが、私はJavaの開発経験がない。開発チームを移動してきたばかりで、プロジェクトの構造が理解しきれていない。動作確認を行う場合...
3日前
記事のアイキャッチ画像
Lambda SnapStart でベンチマークをとって効果検証をしてみた
レスキューナウテックブログのフィード
2024年11月22日に AWS Lambda の SnapStart が Python でも使えるようになっていたのですが、実際どれくらい効果があるのか気になって、ベンチマークツールを作って検証してみました。https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/aws-lambda-snapstart-for-python-and-net-functions-is-now-generally-available/結論から言うと、コールドスタート時間が 85% も改善しました!これはかなりインパクトがありますね。 Lambda SnapStart って何?まず...
3日前
記事のアイキャッチ画像
Pub/SubからマルチリージョンCloud Runへのpush認証をカスタムオーディエンスで実現する
レスキューナウテックブログのフィード
概要Cloud Pub/SubからCloud RunへのpushリクエストをIAMで認証する場合、通常はPub/SubサブスクリプションのオーディエンスにCloud RunのURLを指定することで、セキュアな通信を実現できます。しかし、ロードバランサを介したマルチリージョン構成のCloud Runにpushする場合、この方法では認証がうまくいかない場合があります。どのリージョンのCloud Runにリクエストが振り分けられるか決まっていないため、オーディエンスとリクエストを実際に処理するCloud Runサービスが一致しない可能性があるからです。この課題をカスタムオーディエンス...
5日前
記事のアイキャッチ画像
Spannerの保存から一定時間経過したデータをSSDからHDDに移行する
はてなブックマークアイコン 1
レスキューナウテックブログのフィード
はじめにGoogle CloudのSpannerはフルマネージドのリレーショナルデータベースサービスです。今回はSpannerの学習のため、階層型ストレージ機能を使用してSSDからHDDにデータを移行する手順を実践してみました! 階層型ストレージ機能についてSpannerでは通常SSDにデータが保存されます。階層型ストレージ機能を使用することでコールドデータをSpanner単体でHDDに保存・移行でき、ストレージコスト削減が見込めます。!2025年9月時点ではEnterpriseまたはEnterprise Plusエディションでのみ利用可能です。https://c...
5日前
記事のアイキャッチ画像
VM インスタンス作成中にコンテナをデプロイするオプション廃止に伴う Container-Optimized OS での対応
レスキューナウテックブログのフィード
はじめにこれまで、VMインスタンス作成時にコンテナを直接デプロイする機能(gce-container-declaration メタデータを使用する方法)がありましたが、このコンテナ起動エージェントを利用した機能が非推奨となり、2026 年 7 月 31 日に廃止されることがアナウンスされました。これを受け、起動スクリプトを使用してコンテナをデプロイする方法へと移行作業を行いました。利用していたVMインスタンスのイメージは、Container-Optimized OS (以下、COS)です。本記事では、実際に行った具体的な手順やポイントを、公式ドキュメントを基にご紹介します。...
1ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
DevinのDeepWikiでコードをWiki化する
レスキューナウテックブログのフィード
はじめにソフトウェア開発において、コードの理解とドキュメントのメンテナンスは常に課題となっています。新しいプロジェクトへの参加や久しぶりに触れるコードの理解には、適切なドキュメントがあることで、スムーズに機能開発に着手が可能です。そんな課題を解決するために、DevinはDeepWikiというドキュメンテーション機能を提供しています。この記事では、DeepWikiの概要から実際の使用方法までを解説します。 DeepWikiとは公式情報からざっくりと。DeepWikiはリポジトリを自動的にインデックス化し、以下の要素を含む包括的なWikiを生成する機能です。アーキテク...
1ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
ジオコーディングAPI比較
レスキューナウテックブログのフィード
tokadev です。ジオコーディングに触れる機会があったので、現在のジオコーディングの選択肢と試したことの雑感についてメモ代わりに残しておきます。 ジオコーディングジオコーディングは住所や地名などのテキスト形式の地理的情報を、緯度・経度といった数値座標に変換する技術です。現代のWebアプリケーションやモバイルアプリケーションにおいて、地図サービス、配送システム、位置ベースサービス(LBS)などで広く活用されている基盤技術の一つです。気象データなどと照らし合わせる際、影響するエリアに特定の拠点が含まれるかを判定する必要がありますが、拠点の座標を把握しているケースは少ないため住所...
1ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
AIの助けを借りて既存プロジェクトの仕様ドキュメントを作成するときはLLMの癖に気をつける
レスキューナウテックブログのフィード
所属プロジェクトが変わったので、移動先のプロジェクトの概要や仕様を把握する必要がでてきたのですが、いくつかの壁がありました。このプロジェクトは複数のサービスで構成される。各サービスが果たす役割や扱うデータなどの概要を説明したドキュメントは存在するが、詳細な仕様が書かれたドキュメントがない。各サービスがローカル環境では実行できない(ローカル環境を使用した開発が行われていない)各サービスは主にJavaで書かれているが、私はJavaに触れたことがない。そこでプロジェクトの各サービスの仕様を把握するために、ドキュメント作成とローカル開発環境の構築がプロジェクト移動後の最初のタスクと...
1ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Devin AI導入所感:開発・運用業務の自動化による効率化への第一歩
レスキューナウテックブログのフィード
はじめに開発・運用業務における人的負荷の軽減と効率化を目的としたDevin AI導入の取り組みについて何回かに分けて紹介していきたいと思います。本記事では、実際の導入プロセスと設定項目について画面付きで詳しく解説します。*本記事は2025年7月時点の情報に基づいています。Devinの機能は継続的にアップデートされているため、最新情報は公式ドキュメントをご確認ください。 社内のAI活用の背景社内の開発チームでは複数の課題に直面していました。本番アラートの深夜対応が頻発:システムの稼働が不安定になり、エンジニアの負担が大幅に増加改善・修正要望の山積:対応が追いつかな...
2ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
AWSコンソールで複数のAWSアカウントを操作する際に便利なこと
レスキューナウテックブログのフィード
はじめに私がいる組織ではAWS OrganizationとIdentity CenterでSSOを構築しており、複数のAWSアカウントを操作するためにAWSアカウントを切り替えることがあるのですが、その際に不便に感じていたことを少し改善する方法を見つけましたので、共有します。 課題 1. 現在操作中のAWSアカウントがどのアカウントなのかわからないAWSコンソールのヘッダー右部分に常に表示されているのは [ロール名]/[ユーザー名] のためAWSアカウント情報ではありませんし、それをクリックしたところで見られるのはアカウントID(12桁の数字)なので、数字だけではなんのア...
2ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Claude Code の使用量を確認したい!
レスキューナウテックブログのフィード
はじめに現在 Claude Code は検証用として個人で Pro プランを契約して使っています。7月から新しいチームに join してというのもあり既存のコードの分析に大活躍しています。でも Pro プランだと結構簡単に limit にかかってしまって以下のようなメッセージが出てしまいます・・・。Claude usage limit reached. Your limit will reset at 9pm (Asia/Tokyo).まぁ Pro プランなんで制限にかかるのはしょうがないですがあとどれくらい使えるのか現在の使用量を確認したくなりました。で、 perpl...
2ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Python3 Pandas + Matplotlibを使用して、散布図と標準偏差を表示する
レスキューナウテックブログのフィード
初めに前回の記事で東京都の過去50年間の8月平均気温と移動平均の推移をグラフで描画したので、今回は散布図上に標準偏差(平均からどれくらいデータが散らばっているかを示す指標)を描画してみます。過去100年間分の東京都の6月平均気温のデータを用いて標準偏差を算出します。今年の6月が観測史上最高の平均気温だったとのことなので、実際にそれがどれくらい平均値からずれていたのかも確認してみましょう。作成したコードはJupyter Notebook上で動作し、描画しています。なお、開発環境の構築方法などについては、本記事では割愛します。標準偏差について 環境・使用ライブラリPy...
2ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
uvでCloud Run Functionsの開発環境を構築する
レスキューナウテックブログのフィード
はじめにGoogle CloudのFaaS(Function as a Service)であるCloud Run Functionsは、手軽にサーバーレスアプリケーションを構築できる強力なサービスです。PythonでCloud Run Functionsを開発する際、環境構築には様々なツールが利用できますが、本記事では近年注目を集めている高速なパッケージマネージャーuvを活用した、モダンな開発環境の構築手順を紹介します。 前提Google Cloudのプロジェクトを作成済みで、請求が有効になっていること 動作確認環境WSL2 Ubuntu (Windows 11...
2ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Session Manager に接続できない!ディスク容量オーバーが招いたトラブルと解決までの道のり【備忘録】
レスキューナウテックブログのフィード
最初に今回は、AWSのSession Manager で EC2 インスタンスに接続できなくなり、対応に追われた経験を備忘録として記録しておきたいと思います。もし同じような状況に直面された方がいらっしゃれば、この記事が少しでも参考になれば幸いです。 突如として現れた接続エラー先日、いつものように Session Manager を使って EC2 インスタンスに接続しようとしたところ、添付画像のように見慣れないエラーメッセージが表示されました。エラー画面 エラーの原因として考えられたこと:ディスク容量の不足このエラーの原因を調査する中で、最も可能性が高いと判断したのが...
3ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Python 3 エンジニア認定データ分析試験 チートシート
レスキューナウテックブログのフィード
はじめにデータ分析に関する資格は多岐にわたりますが、代表的なものの 1 つとして、Python 3 エンジニア認定データ分析試験があります。合格率は 81.5 % と難易度は高くありませんが、合格基準は 70 % 以上となっており、Python の使用経験や行列計算の扱いに慣れておくことが必要です。とはいえ問題自体は指定の教材から出題されるので、事前に要点を押えておけば、合格可能な試験だと言えます。本ブログでは、Python 3 エンジニア認定データ分析試験の受験にあたって、試験直前のチートシートを作成してみました。試験のための十分な勉強時間が取れずに当日を迎えてしまった方...
3ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Claude DesktopでMCPを使用する
レスキューナウテックブログのフィード
はじめに今回はClaude Desktopを使用して、MCP(Model Context Protocol)を使用する方法について試してみました。Claudeは無料プランを使用しています。 事前準備Claude Desktopをインストールします。https://claude.ai/downloadNode.js をインストールします。https://nodejs.org MCPのインストールとClaude Desktopの設定今回はローカルファイルを操作する為に、filesystemのMCPサーバーをインストールします。filesystemのMCP...
3ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Amazon DynamoDB を構築してみた!~ SAA 試験対策にもなる実践記 ~
レスキューナウテックブログのフィード
はじめにAWS のフルマネージド型 NoSQL データベースサービスである Amazon DynamoDB を実際に構築してみた経験についてご紹介します。実は、私は現在、AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト (SAA) の資格取得に向けて学習を進めているのですが、DynamoDB に関する問題で特に苦戦することが多く、「実際に手を動かして理解を深めよう!」と考え、今回の構築に至りました。このブログが、SAA の試験勉強をされている方や、これから DynamoDB を使ってみようと考えている方の参考になれば幸いです。 なぜ DynamoDB を選んだのか?...
3ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
ネットワーク構成図の矢印は、どっち向き?
レスキューナウテックブログのフィード
はじめにネットワーク構成図を描くとき、リソース間の矢印の向きで悩んだことはありませんか?「AがBにデータを取りに行くからA→B?」「BがAにデータを提供するからB→A?」正解があることではないかもしれませんが、私が考える 「ネットワーク構成図における矢印の向きのベストプラクティス」について書いてみたいと思います。結論から言うと、私は「処理や情報のやり取りの論理的な方向」 を重視して矢印を描くことをおすすめしています。 1. 基本は「きっかけを作る側」から「働きかけられる側」へ多くのシステム連携において、あるリソースが別のリソースに対して「何かしてほしい」と働きかけることから...
3ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Cloud Run の IAP による高度な認証を設定したサービスが CORS ポリシーに対応できるか試してみた
レスキューナウテックブログのフィード
はじめにCloud Run 用に Identity-Aware Proxy (IAP) を構成する がプレビュー (Pre-GA)となりました。従来は Cloud Run で IAP によって認証するにはロードバランサーを構築する必要がありましたが、今回のアップデートにより Cloud Run 単体で IAP を利用できるようになりました。本記事では、以下のような条件で Cloud Run 用の IAP を構成した結果、上手く動作するのか試したものです。 条件異なるドメインからリクエストされる Cloud Run サービスCORS (Cross-Origin Reso...
3ヶ月前