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ククログはクリアコードのブログです。開発に関わる技術情報や、会社での出来事を記録しています。

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OSS Gate 10周年記念カンファレンス「OSS Gate Pass 2026」を開催したよ! #oss_gate
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OSS Gateの立ち上げメンバーの一人の須藤です。2026年10月3日(土)にOSS Gate 10周年記念カンファレンスOSS Gate Pass 2026を東京のアンドパッドさんのオフィスで開催しました!私は初めて行ったのですが、すごく立派なオフィスでした。撮影:尾籠盛さん、ライセンス:未設定(イベントレポートのためだけに利用可能)うまく表現できないのですが、このイベントは終わってからなんか不思議な気持ちになりました。これまでの私が企画するイベントは、こんなコンセプトでこんな内容にしてこんな結果になるといいなぁというのを私が考えることが多かったです。今回もそういう感じで進めていましたが、OSS Gate 10周年記念カンファレンスの内容について悩んでいるで書いたとおり、ピンときていませんでした。その後、チャットでみんなに助けてもらって内容を調整したのですが、それでなんかいい感じの結果になりました。それで、なんかすごいなぁと思ったのです。ね、うまく表現できていないでしょ?内容前半はみんなからのトークで、おやつ+自己紹介タイムを挟んで、後半はディスカッションでした。みんなからのトークでは、OSS Gateに参加してその後の行動が変わったみたいな話もあり、OSS Gateをやってよかったんだなぁという気持ちになれました。安川さんはこの日のために2月にオプティムさんで開催したワークショップの動画編集を仕上げて公開してくれました。おやつ+自己紹介タイムは、あってよかったなぁと思いました。はじめましての人がどうして参加したのかを知れたりとか、お久しぶりの人の近況を知れたりとか。自己紹介タイムって意外と時間が必要なので、よほどのことがないと内容に入れない(たとえばクリアコード20周年記念イベントとか)のですが、入れてよかったなぁと思いました。田原さんが提案してくれたのでした。30人弱という人数もちょうどよかった気がします。なお、おやつは荻窪のル クール ピューさんのタルトにしました。トッピングはラズベリーとマスカットと巨峰で、↓はラズベリータルトです。撮影:尾籠盛さん、ライセンス:未設定(イベントレポートのためだけに利用可能)ディスカッションは、私はあまりうまくやれるイメージがなくて内容に入れない企画なのですが、これも田原さんが提案してくれてやってみました。やってみたら、う
1日前
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Thunderbird 153以降で作成した日本語のタグが保存されない問題の原因と回避方法
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先日、当社でご提供しているThunderbirdの法人向け技術サポートサービスのお客さまより、「Thunderbird 153以降のバージョンでタグが保存されなくなった(タグが失われるようになった)」というトラブルのお問い合わせを頂きました。そこで調査を行った結果、Bug 650623の修正で行われた変更が原因で、そのような現象が起こる可能性があることが分かりました。当該タグが日本語などの非ASCII文字で6文字以上の長さで、メールサーバーがGmail以外のIMAPサーバーである場合、本件と同一の事象と考えられます。本記事では、この現象が発生する背景を説明し、暫定的な回避方法をご紹介します。原因冒頭で紹介したBug 650623は、元々は2011年に報告された問題で、非ASCII文字のタグがIMAPサーバー上で破損するというものです。これは、Thunderbird 152およびそれ以前のバージョンにおいて、非ASCII文字を含むタグ名を「内部的に、UTF-7でエンコードし、さらにアルファベットの大文字を小文字に統一した後の文字列で識別する」仕様であったことに起因して発生していた問題です。この問題の修正として、Thunderbird 153およびそれ以降のバージョンでは、非ASCII文字のタグは「内部的に、Quoted-Printable形式に変換した文字列で識別する」仕様に変更されました。この結果、例えば 日本語 というタグ名の場合、Thunderbird 152以前で作成したときの内部名は &zevnliqe- となっていましたが、Thunderbird 153以降で作成したときの内部名は =e6=97=a5=e6=9c=ac=e8=aa=9e となるようになりました。ここで注目して欲しいのが、Thunderbird 153以降での変換後の内部名は元の文字列より大幅に長くなっているという点です。Quoted-Printableでは非ASCII文字の1バイトの文字は3文字になり、日本語の文字は基本的に3バイトで表現されることから、文字数で言うと9倍に膨れあがることになります。ここに、IMAPでメールサーバー上のメールに設定するタグを「表示名」ではなく「内部名」の方で管理するというThunderbirdの仕様と、IMAPサーバーが受け付けるタグの最大文字数の制約が組み
6日前
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Fluentd v1.19.4をリリース
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2026年9月29日にFluentdの最新版となるv1.19.4をリリースしました。v1.19系のメンテナンスリリースとなっており、fluent-package LTS版のv6.0.5に同梱してリリースしました。本記事では、公式サイトで公開している情報を日本語で解説します。Fluentd v1.19.3リリース後に見つかった追加の脆弱性を修正しています。v1.19.3の脆弱性修正の一部に不備が見つかったため、Fluentd v1.19.4への更新を推奨しています。Fluentd v1.19.4では、いくつかの不具合・脆弱性を修正しました。脆弱性修正Fluentd v1.19.4では複数の脆弱性を修正しました。Incomplete Fix for CVE-2026-44024: Path Traversal Bypass via Bare .. Tag in Output PluginsCVE ID: 採番待ち(採番され次第、本記事を更新します)CVSS v3 score: 7.5/10 (Critical)脆弱性:Fluentd v1.19.3の脆弱性修正に不備があり、.. がタグに含まれている場合への対応が漏れていた問題を修正しました。Out-of-Memory DoS via Object Allocation Amplification in in_http ndjson parsingCVE ID: 採番待ち(採番され次第、本記事を更新します)CVSS v3 score: 7.5/10 (High)脆弱性:in_http でndjsonのパースに不備があり、OOM由来のサービス拒否(DoS)につながる脆弱性を修正しました。Remote Memory Exhaustion in in_syslog TCP/TLS Mode via Unbounded Connection BufferCVE ID: 採番待ち(採番され次第、本記事を更新します)CVSS v3 score: 7.5/10 (High)脆弱性:in_syslogの処理に不備があり、OOM由来のサービス拒否(DoS)につながる脆弱性を修正しました。Incomplete Fix for CVE-2026-44160: DoS via Unbounded Decompression in Buffer
8日前
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LTS版 Fluent Package v6.0.5をリリース
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2026年9月29日にLTS版 Fluent Package v6.0.5をリリースしました。本記事では、Fluent Package v6.0.4の変更内容を紹介します。Fluentd v1.19.3リリース後に見つかった追加の脆弱性を修正しています。一部Fluentd v1.19.3の脆弱性修正の不備を解消しているため、Fluentd v1.19.4を同梱しているv6.0.5への更新を推奨しています。Fluent Package v6.0.5Fluent Package v6.0.5 では、以下の対応を行いました。脆弱性対応のため同梱のFluentdをv1.19.4に更新Rubyのバージョンを 3.4.11 にアップデートしました同梱しているgemの更新(ojは複数のクラッシュする問題やメモリリークの解消、jsonはCVE-2026-54696のバッファオーバーフロー対策です)msi: インストール直後に表示されるポップアップウィンドウにおいて、エンタープライズサービスへのリンクの誤りを修正しました (#1079)rpm: RHEL 9.xや10.xの古いバージョンとの互換性を改善しました (#1089, #1090))rpm deb: LTOをRHEL 10.xおよびUbuntuでは無効化しました(#1102)Fluent Packageをすぐに更新できない場合には、後述する緩和策を適用するか、個別に脆弱性が修正されたgemのインストールを推奨しています。変更内容の詳細脆弱性対応のため同梱のFluentdをv1.19.4に更新Fluent Package v6.0.5 では、Fluentd v1.19.3以前に複数の脆弱性が発覚したため、それらを修正したFluentd v1.19.4を同梱するようにしました。閉域網(信頼されているネットワーク内)での利用には影響ありません。脆弱性が報告されたバージョンを含むパッケージは、次の通りです。fluent-package v6LTS: v6.0.4以前のすべてのバージョン通常版: v6.0.0 (通常版の更新はしばらく予定されていないので、LTSへの移行を推奨します。)fluent-package v5LTS v5.0.9以前のすべてのバージョン (v5.0.xはすでにサポート終了しているので、v6 LTSへの移行を推
8日前
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全社的なメールアカウントの移行をThunderbirdアドオンで省力化する
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「ThunderbirdでPOP3のメールサーバーを利用している状態1から、Microsoft 365のOutlookに乗り換える」といった移行シナリオでは、Thunderbirdに保存された古いメールをどうやって閲覧するかが課題となります。最も簡単なのは「古いメールを保持した状態のThunderbirdを閲覧専用で残しておく」やり方ですが、この場合、古いメールを元に返信したり転送したりしようと思うと、その都度手作業でメールを新環境にコピーする必要が生じます。新環境のメールアカウント2をThunderbirdに作成すれば、受信済みのメールをドラッグ&ドロップで新環境に持ち越せますが、手動操作には操作ミスの危険がありますし、ユーザーが手順をなかなか実施してくれない恐れもあります。そこでこの度、このような問題を解決する簡易的なソリューションとして、メールサーバー間でのメールの移行処理(コピー処理)を自動化し、組織単位でのメールシステム移行を支援するThunderbirdアドオン「Migrate Messages Between Accounts」を作成しました。本記事では、このアドオンを使ったメールアカウントの移行の仕方を解説します。準備「Migrate Messages Between Accounts」がやることはシンプルで、Thunderbird上で複数のメールアカウントがある状態において、指定に基づいて「移行元アカウント」から「移行先アカウント」へと保存済みのメールをコピーします。動作するためには、以下の準備が必要です。移行先メールアカウントの作成アカウント間の移行ルールの定義Thunderbirdはアドオンからメールアカウントを作成する機能を提供していないため、移行先メールアカウントの準備だけは別途行わなくてはなりません。グループポリシーでもメールアカウントの作成までは行えないため、管理者側で一括して行うためにはMCD(AutoConfig)を使う必要があります。移行ルールの定義アカウント間の移行ルールはポリシー設定で定義します。Active Directory(以下、AD)用のポリシーテンプレートがあり、テンプレートを導入すると「管理用テンプレート」配下に「Thunderbirdアカウント間メッセージ移行」という項目が表示されるようになります。それぞれの項目
12日前
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OSS Gate 10周年記念カンファレンスの内容について悩んでいる #oss_gate
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OSS Gateの立ち上げメンバーの一人の須藤です。OSS Gate 10周年記念カンファレンスを10月3日に開催するよ!でアナウンスした「OSS Gate Pass 2026」の開催日が近づいてきました。2026年10月3日(土)の13:30から、東京のアンドパッドさんのオフィスで開催します。8月は忙しくてほとんど告知できませんでした(8月が忙しくなることはわかっていたのでこれは想定通り)が、9月に入ってもグダグダしてしまってあっという間に月末になってしまいました。当日の内容をまだ決めかねているのですが、このままだとまたグダグダしてしまいそうなので、ひとまず記録しておきます。なにか助けてくれそうな人はOSS Gateのチャットに来てください!どんなイベントにしたいかアナウンス記事では「これまでの10年のOSS Gateの活動のおかげでなにかしらよいことがあった!ということを共有」するイベントにしたいと書きましたが、なんか弱いなぁという気持ちになっています。10年で成果はあったと思っていますが、それを確認するだけで十分なのか?というとそうでもない気がしています。この10年、とくにこの数年でOSSを取り巻く環境は変わってきました。たとえば生成AIの性能向上やソフトウェアサプライチェーン攻撃の増加などです。OSS Gateは「OSS開発に継続的に参加する人を継続的に増やす」ために活動していますが、これからも今までの延長線上での活動でよいのか、あるいはよくないのか。そういうことも考えたほうがよいのではないかという気がしています。OSS Gateのワークショップでは、「PRをマージしてもらおう!」とか「PRマージ数を稼ごう!」というスタイルではなく、「開発している側にとってうれしい・助かる開発への参加の仕方はこういう感じだからそれでやってみよう」というスタイルでやっています。しかし、この数年の変化を捉えきれているかというと十分ではありません。現状を確認した上で今後のことも考えられるイベントにもできたらいいのかもしれません。タイムテーブル現時点で決まっているタイムテーブルはこんな感じです。13:00-:開場13:30-:オープニング13:35-13:45:OSS Gateをオプティムで開催したよ! by kaigokan-op13:45-13:55:OSS Gate Work
12日前
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Embulkユーザーミートアップを開催しました! #Embulk
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Embulkユーザーミートアップを企画した須藤です。2026-09-11(金)の夜にEmbulkユーザーミートアップを開催しました。会場はオプティムさんが提供してくれました!ありがとうございます!開催の経緯はアナウンス記事をご覧ください。内容Embulkユーザーの方が7名集まってくれました。ミートアップでは、まず、Embulkのメンテナーの1人である佐藤さんにEmbulkの現状をまとめてもらいました。参加してくれたみなさんはわかっているとは思うのですが、現状認識がズレていると話が噛み合わなくなるかもしれないので、意識合わせのためにまとめてもらいました。その後、ユーザーのみなさんそれぞれから次のようなことを共有してもらいました。Embulkをどのように使っているか困っていることはあるか今後どうなって欲しいかざっくりいうと、こんな感じでした。多少困っていることはあるけど現状は動いている違うツールへの移行は大変なので使い続けたいでも、メンテナンスのための積極的な支援ができるかはなんとも言えない(全員がこうだという話ではなくて、こういう方向の人が多かったという話です。)みんなの状況を確認できたところで、今後Embulkはどうなるとよいだろうと話し合いました。話し合おうとしました。が、空気が重くなってしまって話し合いがあまり進まなかったので、一旦休憩にして、オプティムさんのスマート米を食べました。おいしいごはんを食べると話が弾むものです。参加者同士の交流も進みました。話し合いを再開したら休憩前とはうってかわって劇的に話し合いが進む…ということはなく、相変わらずどうしようねぇという感じでした。今後クリアコードは、もしメンテナンスのお金は出せるけどリソースは出せないという話になったときに、それを実現する候補者の1つとして参加しました。今回の話し合いではそのような話にはなりませんでした。ということで、クリアコードがメンテナンスを引き継ぐことにはなりませんでした。となると思うじゃないですか!でも、引き継ぐことにトライしてみることにしました。クリアコードは(Embulkも含む)自由なソフトウェアを大事にしていますが、それだけではなく、自由なソフトウェアとビジネスの両立を大事にしています。お金を無視して自由なソフトウェアにだけ取り組むことはしません。継続性がないからです。継続性がないと長
20日前
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当社開発の各種Webブラウザー用拡張機能のご紹介
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当社ではGoogle Chrome用、Microsoft Edge用、Mozilla Firefox用(および、EメールクライアントのThunderbird用)拡張機能を多数開発・メンテナンスしています。原則として開発した成果物のソースコードは公開しており、その多くはストアに掲載していますが、諸事情からストアには未掲載の物もあり、「具体的にどのような開発実績があるのか?」を知りたい方にとっては全体を把握しにくい状況にあるのは否めません。そこで本記事では、現時点で各Webブラウザー製品にて使用可能な拡張機能を簡単な解説と共に列挙してみます。情報流出対策以下の拡張機能は、誤操作や人為的ミスによる機密情報の外部流出を防ぐことを意図して開発した物です。「人間が注意力を発揮して防ぐ」ことには限界があるため、より効果的な対策を行うには「危険な操作はそもそもできなくする」「人間が注意するべき箇所を自動的に示す」などソフトウェアでの対応が有効です。Alert on paste private URL(Firefox)「認証が必要で、限られた人しか閲覧できないWebサイトのURL」を事前に設定しておくことで、それらのWebサイト上でクリップボードにコピーした内容を、それら以外のWebサイト(SNSなど)の投稿フォームにペーストしたときに、警告を表示したり、ペースト操作自体を禁止したりします。ポリシー設定での集中管理に対応しています。Firefox、Chrome、Edgeで動作します。FlexConfirmMail(Thunderbird、Outlook)メールを送信する直前に宛先や添付ファイルなどの再確認を促して、誤送信の発生を防ぎます。ポリシー設定での集中管理に対応しています。Upload Blocker(Firefox)Webページ上のフォームを用いたファイルの送信操作を禁止します。現時点ではFirefoxでのみ動作し、ChromeやEdgeで使用するには改修が必要です。操作を制限する物以下の拡張機能は、特定の用途向けのデジタルサイネージのようにWebブラウザーを運用する上で必要となる動作制限を実現する物です。Webブラウザー本体に元々備わっているカスタマイズ機構では要件を満たせない場合も、拡張機能を用いることで柔軟な制御が可能です。Download Blocker(Firefo
1ヶ月前
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コンテナイメージで検出された脆弱性をDebianのポイントリリースで修正してもらう方法
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ソフトウェアの実行環境を分離できることから、コンテナイメージを利用すると便利なことが多々あります。Linuxディストリビューションの配布するコンテナイメージをベースイメージとしてカスタマイズして利用するというのもよくある利用形態の一つです。昨今の多数の脆弱性報告にともない、利用しているコンテナイメージをスキャンするとそれらの脆弱性が大量に検出されるというのも珍しくなくなってきました。今回はベースイメージとしてDebianのコンテナイメージを利用している際に検出された脆弱性を、Debian側で修正してもらうにはどうするのがよいのかを紹介します。Fluentdのコンテナイメージの事例クリアコードでは、Fluentdの開発に継続的に参加しています。また、利用しやすいようにFluentdのコンテナイメージのメンテナンスもしています。Fluentdのコンテナイメージでは、Rubyのコンテナイメージをベースイメージに採用しており、それはさらにDebianのコンテナイメージを元にしています。したがって、Fluentdのコンテナイメージを脆弱性スキャナでスキャンした場合、派生元のコンテナイメージの脆弱性も多数検出されることがあります。Fluentdで使っていないコンポーネントで多数検出されることもあり、実運用では適宜フィルタすることになります。とはいえ、フィルタが不要な状態のほうが健全です。CVEの評価と、Debian側の評価のずれCVEが公開されているからといって、必ずしもすぐにその脆弱性がディストリビューション側で修正されるとは限りません。脆弱性が報告されると、Debianのセキュリティチームが深刻度を評価します。深刻と判断されたものはDebian Security Advisory(DSA)が発行され、security.debian.org経由ですぐに更新が配布されます。一方、深刻度が低いと判断されたものにはDSAを発行せず、Debianのポイントリリース1での修正に回されるものがあります。例えば、CVE-2026-12087はSeverityが9.1 (Critical)と評価されています。しかしDebianのセキュリティトラッカーを見ると、CVE-2026-12087はforkyおよびsidではperl 5.42.3-1/libsocket-perl 2.041-1ですで
1ヶ月前
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Rubyエコシステム開発入門ワークショップ2026-08を開催しました! #rubyws #oss_gate
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Ruby関連の開発に参加する人が増えるといいなぁと思っている須藤です。2026-08-05(水)にRubyアソシエーションさんがRubyエコシステム開発入門ワークショップ2026-08を開催しました。私は内容の調整と当日の進行を担当しました。会場はギフティさんが提供してくれました!ワークショップ後の懇親会もギフティさんのご厚意で無料で開催できました!ありがとうございます!当日はハッシュタグのことを考えていなかったのですが、後日#rubywsに決まりました!関連リンク:イベントページ事前情報アンケート結果内容このワークショップはOSS GateワークショップをベースにRubyに特化した内容にアレンジしたものです。Ruby本体や各種RubyGemsの開発に参加してみたいけど最初の一歩を踏み出せていない「ビギナー」が、すでに参加している「サポーター」にサポートしてもらいながら実際にフィードバックまで体験します。ビギナー19人・サポーター5人・進行役1人(私)の25人での開催になりました。残念ながら参加できなくなってしまったみなさん(8人)はキャンセルしてくれました。当日は、何人か電車の遅延などで遅れてしまった人がいましたが、個別にフォローして合流できました。イベントページやチャットで連絡をもらっていましたが、私、進行中はあまりみないので気づけていませんでした。すみません。。。ワークショップの最後にはみなさんにアンケートを書いてもらって、直後にみんなでながめながらその日の活動を見つめ直したり、次のワークショップの改善案を考えたりしました。アンケート結果や当日の話からいくつか紹介します。まずはビギナーのみなさんが選んだ開発対象です。CRubymrubyruby.wasmactiverecord-importdebugfactory_botferrumgraphql_playground-railshanami-cliio-eventipaddrkaminariomniauth_openid_connectphashionpicoruby-wasmridgepolerubocop-rspectimetypst開発対象はビギナーのみなさんに自分で取り組みたいプロダクトを考えて選んでもらいました。ちょっとこれはハードルが高いかなぁと思うやつでもサポートするので大丈夫!としました。こ
1ヶ月前
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Ruby Association Activity Report - pure Ruby Apache Arrow実装の活用方法 #raar2026
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2026-08-04(火)に開催されたRuby Association Activity Reportでpure Ruby Apache Arrow実装の活用方法という話をした須藤です。2025年度Rubyアソシエーション開発助成金プロジェクトとして開発したpure RubyのApache Arrow実装の成果報告でした。 pure Ruby Apache Arrow実装の活用方法 関連リンク:イベント(Ruby Association Activity Report)スライド(Rabbit Slide Show)リポジトリー内容内容は事前情報に書いたのでそちらを読んでください。助成金事業のこととか次の日のRubyエコシステム開発入門ワークショップ2026-08のこととか、宣伝が多すぎてプロジェクトの内容が少なくなってしまっているとささださんからコメントをもらいました。ごめんなさい。RubyでSIMDRubyで書いたらSIMDで速くなるとかっこいいなぁと思っています。たとえば、こういうことです。sum = 0numbers.each do |number| sum += number # SIMDで速くなる!endsumしかし、どう実現するのがそれっぽいかはいい案が浮かんでいませんでした。この日もあいかわらずそのことを考えていたのですが、まつもとさんと話をしてSpinelを使うのもいいかもなぁという気持ちになりました。SpinelはRubyで書かれたコードをCのコードに変換できるAOTコンパイラーです。生成されたCのコードをCコンパイラーでビルドすれば実行ファイルを生成できますが、実行ファイルではなくて共有ライブラリーを生成してRubyの拡張ライブラリーとして使えるようにするのはアリという話を聞きました。この機能がうれしいポイントはCコンパイラーの最適化を効かせる余地がある点です。Cコンパイラーは賢いので、十分単純なループであれば最適化オプションを指定すればSIMD化してくれます。ただ、RubyのArrayをそのまま扱えてもSIMDは使えません。SIMDを使うには対象データ(たとえばint64_tの数値配列)がCの表現(Rubyで表現された29のバイト列ではなくてCで表現された29のバイト列ということ)で連続したメモリー領域に並んでいなければいけないからです。Rub
1ヶ月前
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Embulkをアプリケーションに組み込む「EmbulkEmbed」とは何か
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先日、2026-09-11(金)にEmbulkユーザーミートアップを開催する告知を公開しました。その記事にある通り、クリアコードはこれまでEmbulk自体の開発には関わっていません。一方で、Embulkを使っているお客さまへのサポートは行っており、現在も継続しています。そのサポートの中心にあるのが EmbulkEmbed という仕組みです。あまり知られていないと思います。私も相談を受けるまで知りませんでした。そして、ドキュメントがほとんどありません。本記事では、EmbulkとEmbulkEmbedがそれぞれ何なのかを説明し、EmbulkEmbedを使うと何が得られて何を背負うことになるのかを整理します。EmbulkとはEmbulkは、並列バルクデータローダーです。「どこかにある大量のデータを、別のどこかへ転送する」ための道具、と考えるとわかりやすいと思います。データベースからS3へ、CSVファイルからデータベースへ、といった転送を担当します。Embulkの特徴はプラグイン構成です。転送処理は、次のようなプラグインを組み合わせて作ります。データの読み込み(input)書き出し(output)テキストの解析(parser)整形(formatter)圧縮・展開(encoder/decoder)加工(filter)利用者はYAMLで設定を書き、embulk run config.yml のようにコマンドラインから実行します。なお、Embulkは現在メンテナンス・モードになっています。Embulk into the maintenance modeEmbulkEmbedとは何かEmbulkをコマンドラインから実行すると、1回の実行ごとにJVMの起動とプラグインの読み込み・初期化が走ります。この初期化コストが特に効いてくるのは、データベースへのアクセスが前提となる処理です。テーブルごとに転送を分けて実行するなら、テーブルの数だけEmbulkの起動を繰り返すことになるからです。転送対象が1つのテーブルだけなら気になりませんが、数十・数百のテーブルを順番に転送するようなバッチ処理では、この初期化コストが実行回数の分だけ積み上がります。実際ある記事では、embulk run をforループで10回起動すると実時間で2分47秒かかったのに対し、EmbulkEmbedで同じ処理を1プロセ
1ヶ月前
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【告知】2026-09-11(金)にEmbulkユーザーミートアップを開催! #Embulk
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まだEmbulkユーザーがいそうと思っている須藤です。2026-09-11(金)の夜にEmbulkユーザーミートアップを開催します。Embulkのメンテナーである三廻部さんがアナウンスされている通り、現在、Embulkはメンテナンス・モードになっています。しかし、アナウンスでも触れられている通り、まだEmbulkユーザーはいます。多くの場合、メンテナンス・モードのプロダクトを使い続けることにはリスクが伴います。うまく動いているうちは問題になりませんが、セキュリティーの問題が発生した場合・機能不足が発覚した場合・バグが発覚した場合など、それらの問題が解決されない可能性が高いからです。そこで、Embulkユーザーたちが集まって、現状のこと・今後のことなどを話し合う機会としてこのミートアップを企画しました。まだEmbulkを使っている人はぜひ参加してください!ユーザーではないけどEmbulkの今後に興味がある人の参加も歓迎です!(本気なので冷やかしはやめてください!)イベント情報イベント名:Embulkユーザーミートアップ開催日時:2026-09-11(金)19:00-21:00参加費:無料会場:株式会社オプティム 東京本社:東京都港区海岸1丁目2番20号 (汐留ビルディング 18F)対象:Embulkユーザー、およびEmbulkの今後に興味がある人会場はまだ決まっていません。都内で会場を提供してもいいよ!という方がいたらぜひご連絡ください!オプティムさんが提供してくれることになりました!ありがとうございます!開催の経緯このイベントはクリアコード20周年記念Meatupで参加者のやんちゃさんからまだEmbulkを使っていると聞いたことをきっかけに私が企画しました。三廻部さんはメンテナンス・モードに移行する前にメンテナーを募集するなど、Embulkの将来を考えた行動をしてくれていました。このことおよびまだ使っているユーザーがいるという現状も踏まえて、Embulkユーザーたちが集まって現状のこと・今後のことなどを話し合う機会があってもよいのではないかと考えたのです。クリアコードはこれまでEmbulkの開発には関わっていませんが、GroongaやFluentdなど既存のプロダクトを引き継いでメンテナンスしている経験があります。もしかしたら、なにか助けになれるかもしれません。もし
1ヶ月前
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クリアコード20周年記念Meatupを開催したよ! #cc20th
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クリアコードの代表取締役の須藤です。最近はいろいろ忙しくてこの話を書けないまま1ヶ月経とうとしている。。。アナウンスしていた通り、2026年7月29日(肉の日!)にクリアコード20周年記念Meatupを開催しました!お祝いに来てくれたクリアコードファン(自称)のみなさん、ありがとうございました!10周年祝いから10年経ってまた周年イベントを開催できてうれしいです!会場はさくらインターネットさんの東京支社のイベントスペースでした。会場を探し始めたらやっさんさんがあっという間に押さえてくれてとても助かりました。当日は、さくらインターネットの@yoku0825さん、風穴さんには柔軟に対応してもらえてとても助かりました!さくらインターネットさん、ありがとうございました!当日の写真は小山さんが撮ってくれました。撮ってくれた写真はFlickrのアルバムで公開されています。95枚もあるよ!小山さん、ありがとうございました!撮影:小山哲志さん、ライセンス:未設定(イベントレポートのためだけに利用可能)みなさんの紹介ありがたいことに30人くらいのファンのみなさんが集まってくれました。ただ、みなさんはそれぞれ知っている人もいれば知らない人もいます。これまでのクリアコードとの関わり方が人それぞれだからです。クリアコードは自由なソフトウェアとビジネスの両立を軸として20年活動してきました。活動してこられたのはクリアなコードを書き続けた私達のがんばりもあるのですが、みなさんとのつながりも重要な要素です。自由なソフトウェアを推進するためには私達が作ったりメンテナンスしたりするだけでは足りません。一緒に開発してくれるみなさんや使ってくれるみなさんなどいろいろな人とのつながりが必要です。ビジネスもそうです。一緒にお仕事をしてくれたり、お客さんになってくれるみなさんとのつながりが必要です。他のクリアコードメンバーが年表アプリを自慢してくれる予定だったので、技術的な話はみんなに任せて、私は集まってくれたみなさんとのつながりの部分をカバーしました。元々は年表アプリを見ながらみなさんを紹介しようと思っていたのですが、直前まで参加者が増減していたのと時系列での紹介は難しそうな気がしてきたのとで、お祝いメッセージ(後述)のリストと参加者リストをベースに紹介しました。撮影:小山哲志さん、ライセンス:未設定(イベ
2ヶ月前
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Why Nominatim Can't Find Hiroshima Peace Memorial Museum - and How to Fix It
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I'm Abe, and I'll be speaking at FOSS4G Hiroshima 2026.On September 3, 2026, at 15:00, I'll give a talk titled "Why Nominatim Can't Find Hiroshima Peace Memorial Museum - and How to Fix It".Slides for this talk: Why Nominatim Can't Find Hiroshima Peace Memorial Museum - and How to Fix It A note before we beginMy English pronunciation isn't great, so I wrote my talk script up as this blog post.On the day I'll stick to it word for word, so please treat it as subtitles to read alongside the slides.The talk scriptTitleHello. I'm giving a talk titled "Why Nominatim Can't Find Hiroshima Peace Memorial Museum, and How to Fix It".A facility right near this venue doesn't show up when you search for it.That bothered me, so I looked into how to fix it.About meMy name is Abe Tomoaki. I'm a software engineer in Japan, working on FOSS development, especially full-text search.I work at ClearCode, where we develop the full-text search engines Groonga and PGroonga.Today, I'll show how to improve search
2ヶ月前