Sansan Tech Blog
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Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信
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Kubernetes基盤OrbitにOpenTelemetryを導入する
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はじめに 技術本部 Platform Engineering Unitで1カ月間インターンをしていた竜 鶴吉(X)です。*1Platform Engineering UnitではOrbitと呼ばれる、GKEをベースとしたシングルクラスタのアプリケーション開発基盤を運用しています。Orbitは開発者の認知負荷を低減させることを目的とし、複数のアプリケーションが稼働しています。今後、より多くのアプリケーションを乗せる予定で現在成長の過渡期と言えます。その中で、運用しているアプリケーションの可観測性を向上することはチームのミッションの1つでした。そこで、今回私はOrbitにOpenTelemetry…
4日前

「拠点分散型組織」で結果を出すために心がけていること
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こんにちは。技術本部 Sansan Engineering Unit 名刺メーカーDevグループの佐藤です。私の属する名刺メーカーの開発チームは、メンバーがさまざまな支店に散らばる、いわば「拠点分散型組織」となっています。具体的には、東京本社、関西支店(大阪)、中部支店(名古屋)、Sansan Innovation Lab.(京都)、福岡支店*1の4つです。 そして入社してからこれまでに属した他のチームでも、1つの支店にメンバーが固まっていることはありませんでした。2019年末から始まったコロナ禍を機に、ほとんどの企業が多かれ少なかれリモートワークを取り入れました。全面的にフルリモート勤務を取…
6日前

マネジャーから再びエンジニアへ。Claude CodeとContainer環境で実現するAI駆動開発
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こんにちは、技術本部 Contract One Engineering UnitでAI契約データベース「Contract One」の開発をしている中川泰夫です。 私は2024年9月からContract One Devグループのマネジャーを担当してきました。マネジャーとして組織の立て直しに取り組む中で、社内ハッカソンの開催やエンジニアイベントの主催など、さまざまな成果を残すことができました。 buildersbox.corp-sansan.com sansan.connpass.com しかし、Contract OneがPMF(Product Market Fit)を達成した今、私自身が発揮でき…
15日前

ソフトウェアエンジニアとして東京から福岡へ移住しました
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はじめに:福岡に移住を選んだ背景 こんにちは、技術本部 Bill One Engineering Unitの姉川です。私は Sansan株式会社でソフトウェアエンジニアとして働いており、今年2月に東京から福岡へ拠点を移しました。直近第一子が誕生し、学生時代は夫婦そろって福岡で過ごしたこと、夫婦二人とも地元が九州であったことから、子育てのしやすさの面でも福岡が最適だと考えていました。ちょうどSansanが福岡エンジニア拠点の拡大を計画していたため、手を挙げて異動を希望し、現在は福岡オフィスにて開発に携わっています。
20日前

PDFインポートの安定性を追求!ハッシュ化アルゴリズム刷新の舞台裏
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私は技術本部 Contract One Engineering UnitでContract Oneの開発をしている松永俊と申します。今回は、Contract OneのPDFインポート機能の安定性向上についてご紹介します。
21日前

Eight Team HubSpot連携機能のアップデート
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名刺アプリ「Eight」でエンジニアをしている菅間(@sugamaan)です。最近はデスク上に置ける観葉植物を探す旅に出ています。 今回はEightで展開している中小企業向け名刺管理サービス「Eight Team」にてHubSpot連携機能のアップデートを行った話をしようと思います。
22日前

Sansanエンジニアのリアルな日常 Vol.3
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こんにちは、技術本部 VPoE室の島津です。 Sansanで働くエンジニアのリアルな日常を連載形式でお届けしているこのシリーズですが、第3回目となる今回は、様々な関係者と連携しながらBill Oneの開発を進める阿左見の一日に密着しました。
1ヶ月前

Figma MCPとCode Connectで実装効率を向上させる方法
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こんにちは、技術本部 Contract One Engineering UnitでAI契約データベース「Contract One」の開発をしている井上です。今回は、現在各所で注目を集めているFigma MCP(Model Context Protocol)について書きます。 Figma MCPとは Figma MCPの設定方法 1. Figmaデスクトップアプリのインストール 2. MCPの有効化 3. MCPサーバーの設定 4. 設定完了 Figma Code Connectの設定方法 1. @figma/code-connectをインストール 2. アクセストークンの取得 3. Figma…
1ヶ月前

新卒11年目のモバイルエンジニアが、東京から引っ越して「福岡で」採用強化をがんばるぞっという話
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2014年からSansanで働く、新卒11年目のエンジニアが、今、なぜ東京を離れ「福岡」で働こうと思ったのか、福岡で何を為そうとしているのかについてお話します。
1ヶ月前

私を福岡支店に導いた背景と2つの理由
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こんにちは、技術本部 Sansan Engineering Unit 名刺メーカーDevグループの佐藤です。 私は今までの人生を通じて、ほぼ東京のみに住み、働いてきました。 しかし、今年の2/1から福岡に移住し、弊社の福岡支店で働くことを決めました。 なぜその決断に至ったのか?そしてその決め手となった2つのポイントをお伝えします。
1ヶ月前

MIRU2025にゴールドスポンサーとして参加します
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こんにちは、研究開発部の竹長です。 昨年までは学生として参加していましたが、今回は出展側として初めて関わるMIRUがどんなふうに映るのか、今から楽しみです。 Sansan株式会社は、2025年7月29日(火)〜 8月1日(金)に国立京都国際会館にて開催される「第28回 画像の認識・理解シンポジウム」にゴールドスポンサーとして協賛し、企業ブースを出展します。 本シンポジウムへの協賛は2020年から続いており、今年で6年目となります。 MIRU2025への参加にあたり、Sansanでは企業ブース出展、ポスター発表、そして初日夜にはキャディ株式会社様との合同による特別イベントの開催を予定しています。
1ヶ月前

SREエンジニアがアプリケーション開発チームへ短期留学した話
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こんにちは。名刺アプリ「Eight」にてSREエンジニアをしている武井です。1年前にブリーチした髪を黒髪に戻すタイミングを失っております。なんやかんやあって最近染め直してしまったので、また半年後くらいに悩むことになりそうです。あの中途半端に染まってる時期をどうやって乗り越えればいいんでしょうか… さて、今日はSREエンジニアである私が開発チーム(Product Dev グループ)へ半年間の短期留学(異動)した話をしたいと思います。 目次 目次 きっかけと留学を決めた背景 SREとして感じていた課題 半年間の留学中にやったこと 半年間の留学による変化 今後の展望 さいごに
1ヶ月前

2025年7月技術イベント開催予定
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Sansan株式会社では、技術イベントや勉強会の主催・協賛などを行っています。 各イベントの詳細については、以下のリンクからご確認ください。 ※開催状況により、すでに受付を終了している場合がございます。あらかじめご了承ください。 2025/07/16(水)19:00 ~ AI・LLM活用による事業ドライブの実践 ■こんな方におすすめ ・AIを実装したいけど、実際のビジネス適用で悩んでいる方 ・AIやLLMの技術的な知識はあるが、事業インパクトの出し方がわからない方 ・チームでAI導入を推進したいテックリードの方 ・最新のAI活用事例を知りたいシニアエンジニア sansan.connpass.c…
1ヶ月前

新任CTO笹川が語る、組織と個人の成長に必要な3つの力、そしてAI時代の挑戦
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こんにちは。SansanのCTO笹川です。 先日、Sansan技術本部で、全エンジニアが集まる半期総会が開催されました。この場で私は、技術本部として掲げているビジョン「このプロダクトで世界を変える」という技術本部のビジョンを実現するために必要だと考える3つの力についてお話ししました。 この記事では、その総会でお伝えした内容の一部を抜粋し、皆さんに共有したいと思います。 1. 圧倒的な技術力 まず1つ目は、「圧倒的な技術力」です。 技術力とは何でしょうか?設計や実装のスピード、クオリティの高さはもちろんのこと、技術の幅広さや深さも含まれます。
1ヶ月前

Contract Oneチームで4泊5日の開発合宿に行ってきました
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Contract Oneチームで4泊5日の開発合宿に行ってきました 技術本部 Contract One Engineering UnitでAI契約データベース「Contract One」の開発をしている山邊です。 先日、Contract Oneのエンジニアチームで4泊5日の開発合宿を実施しました。場所は三浦半島のマホロバ・マインズ三浦です。長期間の合宿で、チーム一丸となって開発に取り組んだ5日間の様子とその結果、得られた成果について書いていきたいと思います。
1ヶ月前

マルチプロダクトのモバイルエンジニア同士での知見共有を促す Mobile Tech Talk
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はじめに 技術本部 Sansan Engineering Unit Mobile Application Group の赤城です。 私たちのチームは、法人向け営業DXサービス「Sansan」のモバイルアプリ開発を主に担当しています。 一方、同じ会社でモバイルアプリを開発しているチームとして、名刺アプリ「Eight」のモバイルアプリ開発担当チームも在籍しています。 同じ会社ではあるものの、全く別の事業のプロダクト開発をしているため、普段の業務で関わる機会はそれほど多くありません。 同じ技術領域のエンジニアが同じ会社に在籍しているにもかかわらず、知見共有が進まないのは非常にもったいない機会損失です…
2ヶ月前

Claude CodeではじめるAgentic Coding入門
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Bill One Engineering UnitのPurchasing Groupでアーキテクトを務める豊田(@helloyuki_)です。今日は業務中に行っているAgentic Codingについて紹介したいと思います。 Agentic Codingとは 定義 Vibe Codingとの違い Claude Codeとは 定義と機能 特徴 IDE(IntelliJ)との統合 実務での利用事例 何をやらせてみたか どうやったか 学んだこと 探索空間を絞る Plan Modeは積極的に利用する docの整備を進める MCPサーバーの活用 作業が軌道にのるまで「手懐け」 Bill OneでのAI駆…
2ヶ月前

LVLMをローカル運用する際に、精度を保ちつつレイテンシをどこまで改善できるか(vLLM, Flash Attention, 量子化)
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はじめに Sansan 研究開発部の齋藤慎一朗です。 次のブログでは、本格的なLVLMの検証の前に、運用に必要な環境をどう見積もるかについて、メモリの観点で紹介しました。 buildersbox.corp-sansan.com 今回は、Fine-Tuningを行ったLVLMをローカル運用する際のレイテンシをどこまで改善できるかを検証したため、その手法と結果について共有します。 オフラインバッチ推論の前提での検証となります。 前提 利用するモデル Full Fine-TuningされたQwen/Qwen2.5-VL-7B-Instruct[^1]
2ヶ月前

本社じゃなくても挑戦できる —— 名古屋拠点研究開発部オープンセッション開催レポート
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こんにちは、技術本部研究開発部の高橋寛治です。 2025年6月11日(水)、Sansanの中部支店にて初のエンジニア向けイベント「本社じゃなくても挑戦できる —— 名古屋拠点研究開発部オープンセッション」を開催しました。 本記事では、イベントの様子を振り返りながら、名古屋で活躍するエンジニアの挑戦と働き方をご紹介します。 配布物
2ヶ月前

AI時代の挑戦型組織への変革:Sansanエンジニアリングの現在地と未来
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こんにちは。SansanのVPoE、大西です。 先日、Sansan技術本部で、全エンジニアが集まる半期総会が開催されました。今回のテーマは「AI時代の挑戦型組織へ」。私はこの場で、Sansanエンジニアリングの現在地と、これからの進化の方向について語りました。 本記事では、総会で私が伝えたかったメッセージを改めてまとめています。Sansanがいま、どのような組織文化と人材を求めているのか。そして、AI時代におけるエンジニアリングの価値をどのように再定義していこうとしているのか。その輪郭を、少しでも感じていただけたら嬉しいです。
2ヶ月前

「世界を変えるプロダクト」の実現へ Sansan技術本部 新CTO 就任インタビュー
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こんにちは、Sansan Tech Blog編集部です。今回は2025年6月にSansan株式会社のCTO(最高技術責任者。Chief Technology Officerの略)に就任した笹川に、就任の背景や考え、そして今後の展望についてインタビューしました。笹川のキャリアパスなどの情報を集めたページはこちらsansan-engineering.notion.site ――CTOに就任したことで、ご自身の中でどのような変化を感じていますか? 実のところ、日々の業務やスタンスはこれまでと大きくは変わっていません。必要な人と人をつなげるなどといった日常の動きは、これまでも、これからも変わらないつも…
2ヶ月前

なぜ私たちは住所正規化エンジンをRustで"再発明"したのか? - FFIによる多言語高速化と開発者体験の裏側
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Sansan Engineering Unit マスターデータグループ(データ戦略部門)の松本です。 私たちのチームは、「Activating Business Data」というミッションを掲げ、企業の活動の礎となる重要なデータ、いわゆる「マスターデータ」とその利活用という課題に、技術を駆使して向き合っている組織です。 さて、ビジネスデータを扱う上で「住所」は欠かせない情報です。 それは単に「モノを届ける場所」を示すだけではありません。
2ヶ月前

帳票VQAの舞台裏:どうやってモデルを育ててきたか
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こんにちは。研究開発部のMengsay Loemです。現在は、帳票から情報を抽出・構造化する「データ化技術」の研究開発に取り組んでいます。本記事では、Sansanにおける、Vision-Language Model(VLM)を用いた視覚的質問応答(VQA)による帳票からの情報抽出技術を紹介します。VLMをプロダクトで使えるレベルまで高めるために、どのように性能改善に取り組んできたか、その道のりと得られた知見を共有したいと思います。
2ヶ月前

My Contribution to Go (Golang)
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Hi, my name is Masanori Ikeda. Here, I’d like to introduce my contribution to Golang (hereinafter referred to as the “Go”). Developed Salesforce API Client in Go pkg.go.devI developed a Salesforce API Client in Go. This library includes all basic features like creating, updating, and deleting record…
2ヶ月前

Oktaをコードで管理するまで Terraform × AI によるIaC実践録
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はじめに こんにちは、Sansan株式会社 コーポレートシステム部の平野です。 普段はインフラエンジニアとして、社内インフラに関連する各種SaaSの設計・開発から運用まで担当しています。 前職ではSIerにて、クレジット業界向けシステムのSREエンジニアとして、システムの信頼性や運用性を高める仕事に携わっていました。 そのときに培った、プロダクト開発では当たり前になっているIaCや自動化の知見を、情シスというフィールドで生かせないかと考え、現在の業務にも積極的に取り入れています。今回のテーマにしたのは、社員の認証・認可まわりを担っているOktaの運用についてです。 担当領域の中でもインフラ・セ…
2ヶ月前

EightでStripeの3Dセキュア認証に対応した話
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名刺アプリ「Eight」でエンジニアをしている菅間(@sugamaan)です。今回はEightで展開している中小企業向け名刺管理サービス「Eight Team」にてStripeの3Dセキュア認証(以後3DSとする)に対応した話をしようと思います。 背景 Eight Teamでは決済システムにStripeを導入しています。 Stripeでは銀行振込機能を活用したり、トライアル機能を過去に実装しています。ご興味があれば是非ご覧ください。 buildersbox.corp-sansan.com buildersbox.corp-sansan.com Stripeは2025年3月末までに3DSの導入完…
2ヶ月前

新卒エンジニア向けに情報セキュリティ研修を行いました
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こんにちは。技術本部 情報セキュリティ部 CSIRTグループ所属の北澤です。Data Hubというプロダクトの開発組織から CSIRTグループのプロダクトセキュリティチームに異動してきて1年が経ちました。 4月21日にSansanでは初めてとなる新卒エンジニア向けの大規模な情報セキュリティ研修を行いました。今まで全社員共通のセキュリティ研修はありましたが、SQL InjectionやXSSなど、開発時に考慮すべき脆弱性対策に特化したエンジニア向け研修を行ったのは今回が初めてになります。本記事ではその研修の内容についてお伝えできればと思います。
2ヶ月前

2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)参加報告
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こんにちは、Sansan株式会社 技術本部 研究開発部の田柳です。2025年5月27日(火)〜30日(金)の4日間、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)にて開催された 2025年度 人工知能学会全国大会(JSAI2025)に参加してきました。弊社はプラチナスポンサーとして協賛し、大田尾・黒木・竹長・田柳・山内が現地参加しました。私自身、学生時代は経済学を専攻し、現在は契約書データのキーワード抽出技術の研究開発などに取り組んでいます。こうした機械学習系の学会への参加は今回が初めてで、多くの刺激を受けました。本記事では、印象に残ったセッションや発表、そして会場の雰囲気などをレポートします。 ブース…
2ヶ月前

Jamf Proをコード管理 - AIを活用したTerraform Providerの自作
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はじめに こんにちは、Sansan株式会社 コーポレートシステム部の坂尾です。社内システムやインフラに関連する設計・開発・運用を担当しています。 これまでの業務経験においてプロダクトの研究開発やアーキテクチャ設計などのテックリードをしており、現在はその経験を活かして社内の各種SaaSやMDMソリューションなど幅広くシステムの運用改善に取り組んでいます。 コーポレートシステム部では、社内インフラの効率化と自動化を推進しています。特に、Infrastructure as Code(IaC)の導入により、設定管理の効率化と運用の安定性向上を目指しています。今回のテーマにしたのは、Macデバイス管理の…
2ヶ月前

2025年6月技術イベント開催予定
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Sansan株式会社では、技術イベントや勉強会の主催・協賛などを行っています。 各イベントの詳細については、以下のリンクからご確認ください。 ※開催状況により、すでに受付を終了している場合がございます。あらかじめご了承ください。 2025/06/11(水)19:00~ 本社じゃなくても挑戦できる — 名古屋拠点研究開発部オープンセッション ■ こんな方におすすめ ・地方拠点でのキャリア構築に関心のある方 ・名古屋へのUターンを検討されている方 sansan.connpass.com
2ヶ月前